特集!映画紀行
特集!
究極の青春映画100本
『スタンド・バイ・ミー』
ドゥドゥドゥンッチ♪
ドゥドゥドゥンッチ♪
ウェザンナイッ!!
ある日、同じ町で少年が鉄道に撥ねられ死んだという知らせを聞いた1人が、
仲良し組の3人にそれを伝える。
4人は“死体を見つければ英雄になれる”、と気軽な気持ちで死体探しの旅に出る。
たった2日間の旅が彼らに与えた物とは…。
青春映画といえばコレというくらいの名作。
少年ならではの恐れ知らずで計画性のない旅。
日数にかかわらず旅は何かしら人生に影響を与えてくれる。
普段の生活では味わえない経験、それは時には死の狭間だったりもする。
それでも旅に出るのは常に刺激を求め、新鮮さを必要としているから。
その快感に気付いたらやめられない。
今の時代、知識はいくらでもネットや本や映画から得られる。
しかしそれが本当なのかは実際に行って自分の目で見ないと私は納得がいかない。
それらの媒体に書かれていることが、本当であっても、それが本当だと知れただけでも構わない。
自分で足を運び、その目で見ることが重要である。
旅の話はここまでにしておいて、本作の青春を感じる瞬間。
それは…
全部!!
あなたには正直な涙を見せられる友人が何人いるだろうか。
持つべきものは友だなと確信させられる映画。
しかし残念ながらその友は永遠ではないだろう。
きっと疎遠になるであろう。
だからこそ今を楽しみ一瞬を精一杯生きてほしい。
若者よ。悩め!
そして廃線路を歩け!
『ウォールフラワー』
高校に入学したばかりのチャーリー(ローガン・ラーマン)は学校に馴染めず、早く高校生活が終わることを望んでいた。
しかしサム(エマ・ワトソン)とパトリック(エズラ・ミラー)やその他の仲間に出会ったことで彼の学園生活は潤っていく。
そして彼らとの経験が彼自身の成長につながっていくことに。
アメリカの高校生なら誰もが経験するプロムやクリスマスパーティーなどの行事が垣間見れるので、
憧れる日本の若者も多いかもしれない。
映画ファンにとっては、“ロッキー・ホラー・ショー”のシーンがうらやましい。
日本でもハロウィンの時期に東京で本作のイベントが行われているが、やはり本場で味わいたい。
劇中で流れる音楽にも注目して聞き入ってほしい。
将来に悩む若者たちが聞くべき曲の数々だ。
一番の青春ポイントは、思春期特有の人間関係や恋愛における共感できるモヤモヤがうまく表現されている点だ。
ぜひチャーリーが書いたという設定の原作も読んでいただきたい。
まさに現代版“ライ麦畑でつかまえて”。
さぁチャーリーの次は君の番だ!
デヴィッド・ボウイを流して永遠を感じろ!
『シング・ストリート 未来へのうた』
公開:2016年
制作:アイルランド、イギリス、アメリカ
監督:ジョン・カーニー
出演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、ルーシー・ボイントン、ジャック・レイナー
不況に喘ぐ1985年のダブリンの高校生が、
気になる女の子を振り向かせるためバンドを組むことに。
バンドを募るところなんか少年ジャンプ感があっていいんだなぁ。
徐々に自分たちの音色になっていく瞬間がたまらないんだなぁ。
バンドの曲は全て監督やスタッフが作ったオリジナル。
“デュラン・デュラン”や“ザ・キュア”などMTVの発足もあって当時ヒットしていたアーティストに憧れると、
すぐに容姿もマネするコナーに好感を持ってしまう。
若い時は色んなことに影響を受けて自己の形成に時間をかけた方がいい。
そしてそれがその後の人生に大きな影響を及ぼすだろう。
夢を夢のまま終わらせてはならない。
『17アゲイン』
公開:2009年
制作:アメリカ
監督:バー・スティアーズ
出演:ザック・エフロン
『ハイスクール・ミュージカル』
公開:2006年