アクション

かつては低予算で若者に受ける娯楽映画として製作されていたジャンル、モンスターパニック。 しかし申し子スピルバーグは莫大な費用で血の気の引く映画を大衆向けに作ってしまった。 そして人喰いサメによってもたらされた空前のモンスターパニックブームに乗っかった1匹のシャチがここに誕生。

死の追いかけっこ。しかしそこには相手への敬意があるのだ。いや、逃げ切ってこその話なのだが。

絵になる男。憧れの男。ケビン・コスナーという男。もはや男の中のジャンルになっているケビン・コスナー。そんな男の集大成がこの映画である。

悪趣味監督S・クレイグ・ザラーがメル・ギブソンを使いこなす。無駄な会話と食事を添えて。そして私のかつての友人も出演していました。カギのくだり、お疲れ様でしたと讃えたいです。

ジャンジャンジャジャン！ジャンクロード！！ヴァンヴァンヴァヴァン！ヴァンダム！！そんなヴァンダミングキックが炸裂する驚異のヴァンダミングキックボクシングの決定版！！！

ケイジにアメコミ風キャラを演じさせたらピカイチ。ん～～！！唸るケイジ。ん～～！！怒れるケイジ。そして最後はニヤつくケイジ。主演作を連発する近年のケイジだが、これはその中でも間違いなく最高建築であろう。そう、彼はもはや芸術なのだ。

銃は人を撃つためのものではない。映画を盛り上げる演出に使う道具だ。

これはスターウォーズ好きのための映画だ。ダークサイドに堕ちなかったアナキンや、ニコラス・ケノービ、レイア姫にアナキン坊やが続々登場。お得意のケイジフェイスも炸裂だ。