『ロックスター』
公開:2001年
制作:アメリカ
監督:スティーヴン・ヘレク
出演:マーク・ウォールバーグ、ジェニファー・アニストン
ロック大好きな青年クリスは“スティール・ドラゴン”のファン。
彼らのライブで観客席から本人並みの歌唱力で歌い上げ、
注目されて後々メンバーに加入することに。
夢を叶えるためには努力も必要だが、才能も必要だ。
それは最初から持って生まれたものかもしれないが、大体は努力で得られるのではなかろうか。
その努力を惜しむ人には才能は咲くことはないだろう。
しかし物事には相性もある。
自分が思ってもいないこと、嫌いだったことが実は得意だったりもする。
だから何事にも挑戦することで才能を得られる可能性が広がる。
とりあえず本作を見れば、やる気とパワーが確実にみなぎってくる映画だ。
『スクール・オブ・ロック』
公開:2003年
制作:アメリカ
監督:リチャード・リンクレイター
出演:ジャック・ブラック、ジョン・キューザック
バンドでギターを務めていたデューイは、
熱すぎるパフォーマンスのせいでクビになってしまう。
仕事を求めていた彼に私立学校の臨時教師の話が舞い込み就職する。
いざ学校に行くと無気力な子供たちを目にする。
そこでクラス一丸となってバンドを組みバンドバトルに出場することを試みる。
これは純粋に楽しい作品。
主役のおふざけジャック・ブラック節が炸裂。
音楽は言葉のいらない心で繋がることのできるツールだ。
合唱コンクールで金賞をとるためにみんなで練習した日々。
それぞれ違う個性を持つクラスが一つになる瞬間にはたまらないものがある。
学校はそういうところであるべき。
『セッション』
公開:2014年
制作:アメリカ
監督:デミアン・チャゼル
出演:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ
ジャズドラマーに憧れる青年が音楽学校に入学するもそこには鬼がいた。
2014年公開映画の中でも最も面白いものの一つ。
クライマックス10分ほどのドラム演奏描写は映画史に残るアドレナリンが爆発するシーンだ。
そこに至るまでの主人公と鬼教師の関係性の描き方がわかりやすく構築されているため、
主人公に容易に感情移入できる。
音楽に専念するために彼女を切り捨て、それどころか人生を懸けるため、
文字通り命がけでドラムに打ち込む。
夢中という甘い言葉での表現の枠を超え、もはや狂気だ。
その狂気へと導くのが鬼教師の存在。
この教師もイカれている。
罵り言葉は日常茶飯事。
物が飛んでくる。
こんな授業、生きてる心地がしない。
本作で描いていること、それは何かを極めるとはこういうことだ。
ここまでしなくてはならないのだ。
好きな何かへの憧れの立場が、
その事柄を自分色に染めて周りを圧倒させることができる立場になった時に、
ようやく夢が叶うのだなと感じる。
『WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ』
公開:2015年
制作:アメリカ
監督:マックス・ジョゼフ
出演:ザック・エフロン
23歳のプロDJを夢見る青年の青春物語。
EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)といえば、
最近の若者音楽と言って間違いはないだろう。
それがガンガン鳴り響く本作は、若者にとって親近感がわくかもしれない。
現代の青春スター“ザック・エフロン”が、
友情と恋模様を交えてDJとして葛藤していく成長っぷりを爽やかに好演。
夢に向け突き進む若者は見るべし映画。
『ビルとテッドの冒険』
公開:1989年
制作:アメリカ
監督:スティーヴン・ヘレク
出演:キアヌ・リーブス、アレックス・ウィンター
ロックスターになるのが夢の高校生ビルとテッドは、
歴史の先生から次の研究発表の成績次第で落第となるだろうと警告される。
そんな2人の前に謎の男が現れ、電話ボックス型のタイムマシンを使って過去への旅に行くことに。
彼らは様々な時代を巡り、歴史上の人物を現代に連れ出し落第を免れようとするのであった。
あらすじを書いているだけで、バカさが伝わるおバカ映画の代表作。
キアヌ・リーヴスの出世作でもある本作、1991年に続編が作られたのだが、
なんと約30年ぶりとなる待望の3作目が、
もちろん主演を変えずに2020年に公開されることが決定したばかりだ。
あのバカ2人が帰ってくる!
東京オリンピックより一大事な出来事かもしれない。
この作品、バカがバカなことに気付かずに真面目にバカをやるもんだから、
こっちも諦めて彼らの冒険についていくしかない。
もし君がバカならば、世に迷惑かけるダメなバカではなく、
愛されるバカであれ。