春だ!特集!究極の青春映画100本

特集!映画紀行

『ワンダー 君は太陽』

公開:2017年
制作:アメリカ
監督:スティーブン・チョボスキー
出演:ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン、ジェイコブ・トレンブレイ

顔に障害をもつ内気な少年が、“普通”の子が通う学校に入学。
変形した顔のせいで冷たい視線を送られる。
しかしそこで出会ったのはかけがえのない友だった。

泣いていない時間よりも泣いている時間の方が長い冒頭から号泣映画。
スターウォーズ愛溢れる映画でもある。
“普通”とは何なのか。
そんなこと誰が決める。
誰しも変わっていて個性があっていいじゃないか。
「ワンダー 君は太陽」本予告

『フリーダム・ライターズ』

公開:2007年
制作:アメリカ
監督:リチャード・ラグラヴェネーズ
出演:ヒラリー・スワンク、パトリック・デンプシー

1994年、ロサンゼルスの公立高校に赴任した女性教師。

そのクラスは人種ごとにいがみ合い、荒れ放題だった。

どうにかして生徒たちに人種差別の残酷さを伝えたい教師。

考えた結果、生徒それぞれにノートを渡し毎日何でもいいから日記をつけさせることに。


実話を基にした映画。

90年代のロサンゼルスは非常に荒れていた。

92年にはロサンゼルス暴動があり、人種抗争が起こっている。

昨今でも白人警官に無防備な黒人が暴力を受ける事件が起きている。

やはり差別は、差別しているものが自分でその行為の愚かさを理解しなければ絶対になくならない。

イジメも同様だ。

いくらその行為をしている者を注意しようが意味はなさない。

してはならない理由を、彼ら自身に自ら理解させる手助けをする必要がある。

本作では人種差別の最悪の行く先がホロコーストだと女性教師が言及している。

彼らを変えさせるのに重要なのが教育である。

両親からの教育、そして学校での教育。

両親が暴力的で軽蔑的だったら子もそうなるのは当然だ。

大人になってから誰かに教育されたとて、ひねくれて真に受けないだろう。

接客業に従事したことがある人なら誰もが経験していると思うが、

なぜか終始イライラしていて喧嘩を売ってくるような態度のジジババに出会ったことがあるだろう。

ああいう可哀想な大人になりたくなかったらしっかり勉強をしましょう。

ああいう人には誰も近寄ってきません、仲良くしようとも思いません。

無残に独りで死んでいくだけです。

だから学生のうちに若いうちにしっかりとした教育を受けることが重要。

教育を受けられない地域の子供たちも世界中に多くいる。

それを世の中が変えていかなければ争いはなくならない。

本作ではどうしようもない生徒が、今までの愚かな行いや考えを改めていくまでを描いている。

たった30人ほどのクラスですら全員が仲良くできなかったら、

世界平和なんて絶対に来ない。

フリーダムライターズ 予告編 (Freedom Writers – Trailer)

『コーチ・カーター』

出典:www.dmi.ae

公開:2005年
制作:アメリカ
監督:トーマス・カーター
出演:サミュエル・L・ジャクソン

犯罪多発地域に住む落ちこぼれ生徒たちの集まる高校。
高校のOBであるケン・カーターが新しいコーチとして赴任してきて選手たちとある誓約を交わす。
守らない者は試合に出さない。
新人コーチと生徒との熱きバトルが始まる。

スポーツドラマの定番、落ちこぼれ生徒がスポーツを通して団結していく話。
面白いに決まってるじゃないの。
Coach Carter – Trailer

『ルディ』

公開:1993年
制作:アメリカ
監督:デヴィッド・アンスポー
出演:ショーン・アスティン

努力して憧れの大学のフットボール部に入部するも、

かなり小柄な彼は試合に全く出場できなかった。

それでも誰よりも努力して練習する毎日。

そんな彼がチームに認められていくまでを描く。


学力も悪く、大学への入学も諦めかけていた彼は舞い降りてきた最後のチャンスを逃すべからず、

必死に勉強してなんとか入学する。

そして憧れのアメフト部に入るも、

そこで次なる困難にぶち当たる。

小柄な体格上、全くチャンスすらこない。

しかし練習しまくってチームのメンバーに自分の存在を認めさせていく。

そして最後の最後でチャンスがチームによって与えられる。

仲間から授かったチャンスを見事モノにするルディ。

そんなサクセスストーリー、どうせ脚色だろ?

いや違う。

実話である。

努力し続ければ、誰かが必ず見ていてくれる。

そして必ずそれが活きる時が来る。

だがその時がいつ来るかなんてわからない。

しかし確実なことは、努力をやめればそれは訪れないということ。

継続は力なり。

Rudy Movie Trailer

『アドベンチャーランドへようこそ』

公開:2009年
制作:アメリカ
監督:グレッグ・モットーラ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート

父親の給料が減らされたため、大学院進学を目指していたジェイムズは学費の一部を自分で稼ぐ必要が出てきた。

アルバイトを探していたところ、ようやく見つかったのは、労働時間が長い割に賃金は安い“アドベンチャーランド”という地元の寂れた遊園地。


アルバイトは学校と違い、普段関わることのない年齢層の方々との新たな出会いがある場所。

そこで出会った人が、今後の人生に影響を及ぼす可能性もある。

特に接客業は若い時にするのがおすすめだ。

色々と勉強になり成長につながる。

自分が興味のないこと、そして経験のしたことのないことを経験している人たちの話を聞くのはとても有意義だ。

本作の主人公ジェームズにも新しい出会いが待っていた。

ひと夏の恋。素敵。

Adventureland Official Trailer
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