ミャンマー
~我、秘境に来たりし旅~
~我、秘境に来たりし旅~
Episode0
旅の拠点、懐かしきモヤったバンコク
旅の拠点、懐かしきモヤったバンコク
旅の目的
未だ開発途上の地域の多いミャンマー。
この国には“秘境”とされる地が多い。
そんな未知なる大地に足跡を残そうではないか。
未だ開発途上の地域の多いミャンマー。
この国には“秘境”とされる地が多い。
そんな未知なる大地に足跡を残そうではないか。
年が明けて2020年一発目の旅。
メインのミャンマーにはタイを経由して向かう。
2018年に『伝説のビーチを目指す旅』で訪れて以来、2年ぶりのタイ。
今回は1泊だけなので2年前の旅と比べながらさらっとダイジェスト。
今回は前回のようにイミグレーションで写真を撮り、鷹の目レディに詰め寄られるポンコツっぷりも発揮することなく無事入国。
鉄道でバンコクに向かおうとするのだが、乗り場に辿り着けない。
ここを通ればいいらしいのだが、ここに辿り着けない。
訊いても訊いても訊いても、“6番ゲートを通って上にあがれば行ける”の一点張り。
見えてはいるが辿り着けないあの通路。
ドラクエ現象発生中。
ゲームなら詰んで一生やらないパターン。
売るのも間近状態。
時間はかかったものの、言われた通りの6番ゲートのところにちょこんと隠しゲートのようにあの通路に行ける入口がありました。
いや、進めないゲームとしてクレーム大量発生して、急遽壁ぶち破った感のある入口。
まったくアタリのE.T.のゲームですね。
そんなに便は多くないのですね。
そして乗り場へ到着。
バンコク・クルンテープ駅へ向かう。チケット代:20バーツ(≒65円)
相変わらず良心的値段。
1バーツ≒3.25円
明らかに右の奴が突き落としただろ。
左足から血が噴き出してるし。
こりゃ大事故だ。
なぜに事故現場ばかり。
歴代の事故を絵にしちゃったとかじゃないことを願おう。
出発。
それにしても相変わらず軽く35度は越えてくるので暑い。
到着。
懐かしいセブンイレブン。
スラターニ行きの夜行列車に乗る前に食糧調達したところ。
そして懐かしきクルンテープ駅。
2年前にアユタヤで野犬に追いかけられたのでタイの犬には警戒心強め。
ホテルまで歩いて向かう。
いや、人間喰って30年のベテランの顔してますけども。
入り組んだ路地を曲がると、目の前にはあのシロッコが見えた。
そう、2年前に1,700円のボッタクリアイスコーヒーを飲むことになり、世界の現実と自分のちっぽけさを思い知らされた世界一高い位置にあるスカイバーである。
『ハングオーバー!!史上最悪の二日酔い、国境を越える』(2011)のロケ地でもあるが、二日酔いになるまで飲んだら破産して二日覚醒してしまうような場所であった。
ホテルはそんなシロッコがいつでも目に入る『T.T. ゲストハウス』。
宿泊費:1泊165バーツ(≒552円)
いかにもバックパッカーなお宿。
休憩を終え、メトロでどこかに出かけることに。
バンコクはあくまで乗継なので観光する時間はそれほどない。
ホテルの近くにあるセブンイレブンでコーラ(15バーツ≒48.75円)を購入。
店員は若いガール3人。
謎に終始ニヤニヤでコショコショ話をしながら対応。
帰りもここに寄ったがその時もそのような対応である。
ニヤニヤガールズに会えるコンビニはT.T. ゲストハウスのすぐ近くです。
コップンカッ。
いや~ん、看板でかすぎ~~~。
2年ぶりのメトロ。
適当に選んだ駅、クイーン・シリキット・ナショナル・コンベンション・センターへ散歩しに行く。
交通費:26バーツ(≒85円)
とりあえず駅近場にあった会議室的な建物を1周するも、特になにもなく撤収。
とれ高はこのなんだかいやらしいモニュメントのみ。
合体間近ですね。
滞在時間わずか10分。
クルンテープ駅に戻る。
クルンテープ駅内にあったガチャガチャが消えていた。
この2つは人気なのかいまだ健在。
駅内には他にゲームセンターもあり、アーケードのFIFAなんかもあったのにそのスペースすらなくなっていた。
発展をやめたのねクルンテープ。
こちらが当時あったガチャガチャ。
いまだに部屋に飾ってます。
羽根はえちゃった。友人は人生ゲームで使えそうなやつ。
クルンテープ駅周辺での「トゥクトゥク?アユタヤ?」のキャッチも懐かしい。
3,000バーツおじさん元気かなぁ?
駅を出て夕日を眺めながら夕食処探し。
やはりせっかくここに来たのなら、2年前に楽しい時間を過ごしたルーイおじさんのいるお店で食べたい。
店を訪れた旅人の写真がたくさん貼ってある店である。
私と撮った写真も貼られてるのかなぁと探したい気分。
しかし何を勘違いしたか、というよりここに連なっているお店のガジェットが似すぎていてしっかり見ないと区別がつかない。
そして勘違い入店。
幸いにもすぐに隣の店だと気づき即退店。
当然ながら店員さんに嫌な顔をされるも、済州島でメニューを散々眺めた挙句、高すぎるので店を出るという失礼な行為をした前例があり、それが私を後押ししてくれたので今回はよりスムーズにできた行為である。
申し訳ない。
そして隣の店に入店。
しかし…
はい、このお店も違いました~~~~~。
今回の旅もポンコツの時間がやってまいりました。
座って落ち着いてると、壁に写真が貼られていないことに気付く始末。
携帯を見ると、なぜかWi-Fiが繋がっていた。
Wi-Fiの詳細を見ると、2年前に訪れたこの店の本当に隣にあるルーイのお店『Siam』のものであった。
あ~前回繋げたなぁと感慨深くなる。
なんだこのモヤった展開。
次バンコクに来たら必ず訪れよう。
だってさすがに2回も店を出る勇気はないんだもの。
2品注文するも、このお店、出てくるまでにかなりの時間を要する。
店はそんなに混んでいない。
体感時間30分は待ちました。
隣に座っていた『平成狸合戦ぽんぽこ』に出てきそうなおじさんも机にのっかったビールばかりがすすむ。
いや、ビールしかないんだから飲まざるを得ない。
彼も痺れを切らして店員にまだなのかと問い詰めていた。
どうやら我々より遥か前に注文しているみたいだ。
そして再びビールをゴクリ。
まるでビールをつまみにビールを飲んでいるようだ。
ちなみに、この一連の流れを実際に声に出してツッコんでいた私。
隣の狸さんがお会計をスタッフにお願いする時にゾクッとした。
「チェックプリーズ」
その前の料理まだなのかのやりとりも妙に聞きやすい英語だった。
そう、狸さんはどうやら日本人らしい。
真実は分からないまま彼は席を後にした。
私は昔から失礼なことを口に出してしまう癖がある。
申し訳ない、狸さん。
狸の例えだけは心の中に留めておいたのが不幸中の幸いである。
クソガキに隣で馬鹿にされても怒らなかったことに感謝いたします。
話を戻し、こんなに待たされるのならルーイの店に行くべきだった。
待っている間に何度か繋ぎでちゃちゃを入れてくる若いウェイターたち。
まずは繋ぎのフリーウォーター。
これで引き留めようってか。
そして次に若い男性ウェイターが私に一言。
Are you gay??
私は耳を疑った。
この状況下で最も耳に入ることのないであろう単語。
そして彼は自分の髪の毛を指でカールさせ続く一言。
君の頭カーリーでガーリーだから、そうなのかなって。
こいつはバカにしているのか?(笑)
華麗に韻を踏みおって!
よぉしこっちもラップバトルだ!とはならず…
ゲイかどうかで繋ぐより早く料理を出しなさい!!!
パーマくらい男でもあてる〜!
席からキッチンが見えるが、若い男性とおじさんの二人しか見当たらない。
そしておじさんは若い子に指導しながら作っている。
いまは研修の時間なのだろうか。
パッタイポーク
80バーツ(≒260円)
ライス・トップド・ウィズ・ステア・プライド・ポーク
75バーツ(≒243.75円)
ようやくでてきた料理はうまいんだなぁ。
だから憎めない。
タイ料理はおいしい。
2年前に食べたルーイのお店の味にそっくりなのは、この周辺3店舗は系列店なのかもしれない。
ここで突然のバナナタイム。
キッチンのおじさんがバナナをちぎってお客さんに無料で配るサービス。
熟していて美味しい。
何だか不思議な時間だったけれど、これがバンコクらしい。
就寝。
明日はもっといい日になるといいねハム太郎。