ガンマー第3号
宇宙大作戦
リチャード・ジャッケル
ルチアナ・パルッツィ
一言粗筋
ほのぼの感想あるいは解説
深作欣二がオール外国人キャストで撮った日米合作映画。
見ていると、なんだか『仮面ライダー』とか『ウルトラマン』とか『戦隊シリーズ』のような懐かしさがあるんですね。
この作品、二人で監督を務めていまして、
そのもう一人の監督こそ、本作から数年後に『仮面ライダー』シリーズと『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975-1977)で監督を務めることになる田口勝彦。
そりゃメインとなるモンスターのビジュアルにはこだわるわけですね。
ミッションを無事に終え、安心しきる隊員たち。
惑星から戻ってきた一人の隊員の防具服に緑色の謎の生命体が付着していた。
研究の結果、電気を与えると目まぐるしく増殖することが判明。
それに気付いた時にはすでに1匹徘徊していた。
「きゅうきゅうきゅうきゅう」と電子音のような高音を鳴り響かせながら襲って来る。
見た目はゴーヤだ。
このゴーヤ星人は電力を餌としているため、触れると真っ黒焦げになります。
そんな1匹のゴーヤ星人に触らないよう、隔離します。
すでに別の場所にもう1匹いました!
驚異の増殖力。
船内は焦げ焦げになった患者だらけです。
こうなったらライトを照らしながら隔離室へ誘導させる作戦。
彼らの武器である光線銃は増殖の手助けさせてしまうので使えないのが厄介。
今のところ倒す方法はない。
ただこのゴーヤ星人、動きが鈍いので近づいてきたら避ければいい。
それに何より可愛い。
制作裏話によると、中には日本人の子供たちが入っているそうだ。
いい仕事をしましたね。
お目目がいっぱいで可愛い。
ウルトラQに出てきそうな怪獣。
貴重なゴーヤ星人を研究材料にしたかった博士は無念にも犠牲になってしまいます。
光線銃は撃つなと言っているのにみんなで撃ちまくるんですよね。
まぁその場をとりあえず凌ぐには撃って倒さないと危険ですからね。
難しい問題だ。
あまりにも増殖しすぎたので密室の船内では勝ち目がないと判断を下し、戦いは宇宙空間にて場を変更。
誘導に従ってゴーヤ星人も来てくれました。
最後はガンマ3号ごと大爆破して全滅させましたとさ。
隊員たちはスペースシャトルで逃げましたとさ。
一言教訓
明日自慢できるトリビア
本作は、最低映画を讃えるゴールデンラズベリー賞の設立者であるジョン・J・B・ウィルソンが著した、『The 100 Most Amusingly Bad Movies Ever Made in Golden Raspberry Award』 に入っている。