『カセットテープ・ダイアリーズ』(2019)~憧れは前に踏み出す動力に~

映画を見れば誰かと共有して話したくなる。
しかし話す人がいない。
そんな映画愛好家は世界中に山ほどいることだろう。
私もその一人。
そこで私は独自の感想をネタバレ含んでただただ長々と述べる自己満駄話映画コーナーを創設した。
お役に立つ情報は一切なし!
しかし最後まで読めばきっとその映画を見たくなることでしょう。
さぁ集まれ映画好きよ!

今宵の映画は…
NJ
NJ

自分を出せない世の中には用はない

カセットテープ
ダイアリーズ

原題
Blinded by the Light
公開
2019年
製作国
イギリス
製作
グリンダ・チャーダ
ジェーン・バークレイ
ジャマル・ダニエル
原作
サルフラズ・マンズール
『Greetings from Bury Park: Race, Religion and Rock N’ Roll』
監督
グリンダ・チャーダ
『ベッカムに恋して』(2002)
『パリ、ジュテーム』(2006)
脚本
グリンダ・チャーダ
サルフラズ・マンズール
ポール・マエダ・バージェス
出演
ヴィヴェイク・カルラ
ヘイリー・アトウェル
ディーン=チャールズ・チャップマン
『1917 命をかけた伝令』(2019)
クルヴィンダー・ジル
編集
ジャスティン・クリシュ
『シド&ナンシー』(1986)
音楽
A・R・ラフマーン
『ムトゥ 踊るマハラジャ』(1995)
『ラガーン』(2001)
『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)
撮影
ベン・スミサード
『グッバイ・クリストファー・ロビン』(2017)
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一言粗筋

自信のない地味な青年がボスに出会ったことで自分を開花させる物語

ほのぼの感想あるいは解説

まず始めに実話ということを知らずに映画館に足を運びました。

舞台は1987年

80年代こそが“未来”の私にはたまりません。

いつの時代も、今現在も世界中にはこの青年のような人間が何千万人といる事でしょう。

懐かしき王道青春映画。

私自身、大学の時にブルース・スプリングスティーンにハマっていた時期が短いながらありました。

ボス、熱いんですよ。

多感な時期に彼の曲を聴くと勇気希望しか湧いてこない。

彼の曲を聴いている時間に後ろを向いている暇などない。

アメリカかぶれの男には刺激が強いぜよ。

やはりイチオシは代表曲の『Born to Run』

本作でこの曲がかかるミュージカル場面は印象的。

自分らしさが完全に解放された瞬間である。

なんせ歌詞がいい。

ウェンディ、俺を受け入れてくれよ
友達になって君の夢と未来を守りたいんだ
さあこのベルベットのホイールにまたがって
手は俺のエンジンに回すんだ
俺達一緒ならこの罠だって破る事が出来る
倒れるまで走るぜ、後戻りなんてしない
一緒に危ない綱渡りをしてくれないかい?
俺もただのおびえた孤独なライダーだから
でもどんなものか確かめなきゃならない
愛がワイルドかどうか
愛が本物かどうか知りたいんだ
ああ、教えてくれるかい?

パキスタンからの移民であるため近所の住民に差別を受ける主人公は、自分の置かれている状況にも半ば諦めていた時にボスに出会うわけです。

さらに父親が古い考えの持ち主で、自分こそが絶対君主だと思い込んでいる。

そういう性格だから不景気で自身の仕事を失った時でさえ、捻くれた性格を急に変えることはできずに家族に当たり散らす。

妻の仕事を増やし、息子にも働かせようとする。

こういう迷惑かける系利己主義人間は勘弁ですね。

そりゃ人生辛い時はありますよ。

ただ助け合おうとしている人の邪魔をしてはならない。

父親の方が子供っぽいんだなぁこの映画。

やはり父と子の関係が本作では要となり、さらにそこに父親にとってはやっかいなアメリカ人(もちろんボスのこと)が介入してくるためますます憤慨モード。

といいつつ終盤には息子の姿を見て、かつての自分そのものであることを思い出すわけです。

つまり自分の環境を変え、成功するために妻とイギリスにやってきたあの頃を。

相当な覚悟を伴った決断である。

慣れることに慣れず、いつまでも初心を忘れずに生きたいものです。

逆境に立つ人が認められて、反撥し合っていた者たちが理解し合う瞬間ってグッときちゃうんだなぁ。

私は自分の可能性を家族が潰しにかかってくるような環境に立ったことはないので、やりたいことをやれるように育ててくれた家族への感謝が増しますね。

憧れの人に近づきたい。

自分の中にその人を取り入れて強い味方とする。

自信を得るために。

私の中の最近の憧れは松潤ですね。

野心高きストイックな男性は格好いいですね。

といっても大学時代に彼の髪型の真似をして茶色短髪にしました。

「これだ!」と思ったら次の日には美容院にいますね。

結局ただの自己満足なんです。

初期のモー娘。以外女性アイドルにハマったことがないのは、やはり同性の方が共感しやすく憧れの対象となりやすいからなのでしょう。

ここ最近、嵐熱が再熱しました。

高校の時は学校帰りに予約していたCDやDVDを受け取りに行くくらい大ファンでした。

テレビも欠かさずリアルタイムで観ていた。

やっぱりアイドルって凄い職業。

自分の感情や状況を第2に、いつでも笑顔で全力で見ている者を喜ばすことを第1に考えている。

尋常じゃない仕事量。

続けていくための精神と体力を必要とし、

進化し続けるための努力と探究心を怠らない。

夢を掴む瞬間ってどんな感情になるのだろうか。

嵐って凄いや。活動休止まで再び応援していこう。

あっ憧れの人いました。

One Directionハリー・スタイルズ

同い年としてデビュー前の「X-Factor」での坊や感から今現在のセクシーな男になるまでの彼の成長の仕方に惚れ惚れしてしまいます。

そしてミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイを足したようなカリスマ性を兼ね備えている。

大学時代に彼の無造作クルクルパーマを真似しました。

私にはブルース・スプリングスティーンのような憧れのロックスターはいないものの、ジョン・ボン・ジョヴィは高校の時から尊敬しています。

彼の書く歌のポジティブなメッセージは大変力になりました。

高校の自分の机にシャープペンで「BON JOVI」と書いてお気に入りの曲の歌詞も書いたことを思い出しました。心の支えですね。

『Welcome to Wherever You Are』

Bon Jovi – Welcome To Wherever You Are

この曲は未だに僕の希望です。

自分らしさを消してまで生きたいとは思いません。

それを認めてくれる人がどこかにいるかもしれないし、いないかもしれない。

必要な時にいてくれる信頼関係を大切にしたい。

主人公の近所に住む幼馴染の英国人青年がいかにも英国ロックに影響を受けていることが風貌でわかる。

1987年という時代的に「Duran Duran」に憧れているのだろうか。

主人公はこの親友に自分の書いた歌詞を渡す。

それを彼のバンドが演奏する関係。

主人公には友人がいつも人生を楽しんでいるように見えてどこか羨ましそう。

幼少期に二人で遊んだような関係は次第に薄れて、今でも絆はあるもののどこか彼が遠くに行ってしまったかのようで切ない。

彼からするとスプリングスティーンはオールディーなアメリカンロックで時代遅れ。

人が好きなものを知ろうともせずに判断してしまうのはいただけない。

自分の好きな映画や音楽を批判されるのは構わないが、根拠なき理論で述べられるのはたまったものじゃない。

経験に基づき主観で語る人は面白いのでウェルカム。

話せば解る時もあるが、謎に批判的な態度の輩はゲットアウト。

メディアの情報に左右されて考えを述べるやつは自分の世界からシャットアウト。

そんなのに付き合う時間を割く暇はナッシング。

先ほどの英国人青年も、主人公に“ボス”を教えてくれた同じムスリムの同級生もそうだが、自分を隠さずさらけ出している人は格好いいし魅力的。

自分らしさが開花していく姿を見ていくのは気持ちのいいもの。

昨今では『シング・ストリート』(2016)がその代表的映画。

生きていれば色んな人に出会う。

その出会いが自分を変えることもある。

また、人を変える立場になることもある。

人間関係は本人次第で単純に築き上げることができるが、維持するには複雑な場合があり、時には別れを伴うこともある。

だからこそ新たな出会いは今後の自分にどのような影響を及ぼすのかが楽しみになる。

考えすぎず、行動するのみ。

真面目でなくていい、自分の人生を遊ぶ余裕のある人間でいたい。

映画は考えるきっかけを与えてくれる存在でもある。

だから多くの映画を観て活力にしていきたい。

音楽の話に戻る。

洋楽も邦楽もそうだけど、歌詞の意味を理解しながら聴くことを忘れがちなところがありますよね。

どうしてもメロディに惹かれてしまうのもわかりますが、心の支えになるような歌はやはり歌詞が自分に突き刺さるから。

歌詞には書いた者の魂が宿る。

自身で歌詞を書くことが少ないアイドルの場合、それを自分の経験や表現力を伴って歌うから聴く者を魅了する。それもまた別の魂が宿り美しい。

劇中で主人公が初めてボスを聴いた瞬間、彼は“これは自分のこと”だと気付く。

彼の人生においての新たな出会いを観客が目にする瞬間でもある。

そして部屋でボスを聴きながら並行して父親に罵倒されているシーンでは、父親の声が次第に聞こえなくなり、ボスの歌声だけが彼の中で響き渡り心がボスに掴まれる演出はお見事。

時には現実逃避も必要。

自分の人生を邪魔する者は家族であっても切り捨てる。

私の場合、これまた映画の方が直接影響を受けやすい。

音楽は憧れとは違い、私にとっては希望や前を向く力を与えてくれる心の支え的存在。

もちろん歌っている方の表現力は憧れの対象になるし、感銘を受けます。

映画の何に影響を受けやすいか。

好きな映画の傾向を考えると、主人公になりやすい前向きなキャラクターを好んでいますね。

自分を変えたくてもがいている者。

新しいことに挑戦する者。

人生に苦しんで悩んでいる者。

感情に合わせて髪型を都度変える者。

とにかく前向きな人が憧れです。

前を向きながらも、後ろ向きな感情に押し潰されるくらいに悩むことはあっても、1日寝て360度回れば新鮮な思考で再び前を向ける。

迷惑をかけずやることはしっかりやって楽観的に生きれば、人生をうまく遊べる。

常に心の扉に3インチの余裕を開けて風通しよく生きたい。

Born to Run!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

一言教訓

評価も批判も行動した者だけが得る称号である

明日自慢できるトリビア

Bruce Springsteen – I'll Stand By You (Official Lyric Video)

初めて公式に発表されたエンドタイトルで流れるブルース・スプリングスティーン「I’ll Stand by You」という曲は、もともと『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)のために書いた曲である。

彼の息子が「ハリー・ポッターの大ファンであるためクリス・コロンバス監督に送ったが、原作者のJ・K・ローリングが有名アーティストの知名度を借りない方針をとったためにお蔵入りしたそう。

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