ほのぼの感想あるいは解説
社長が社員研修を行うため、元海兵隊員ストーム(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)を招集した。
数々の困難を乗り越えてきた頼れる厳しい人物だ。
ちなみにお前こそ研修に行けと思わされるおちゃらけた社長を演じたデニス・ヘイスバートは、
『マンデラと名もなき看守』(2007)でネルソン・マンデラを見事に演じていた俳優だ。
さっそく無人島に連れて行かれる社員たち。
さっそくヴァンダムが訓練を始める。
大海原に向かって大声で叫ばせたり、
トラの唸り声が録音されたCDをかけて、目隠しさせて森を歩かせたりするわけです。
そんなこんなでトラブルが立て続けに起こる。
ボーイスカウト経験のある主人公が立ちションをしていると、
飛行機の操縦士のお爺ちゃんに気付かず小便をかけてしまった。
しかし寝ているようで起きない。
いや、死んでいたのだ。
死因は不明。老衰か。
全社員が帰れないではないかと心配になっていると、
ヴァンダム隊長が「大丈夫だ、俺が操縦する」と自信満々に言い張った。
さすが隊長。
しかしそんなヴァンダム隊長にも悲劇が訪れる。
スピーチしているとトラが突然現れて襲われてしまった。
血まみれのヴァンダム。
しかし死闘の末、トラと共々崖から落っこちてしまう。
映画始めって早々の離脱。
まさかヴァンダムこれで終わりじゃないよな!?
ヴァンダム目当てで見ていた私はその喪失感から、ここで一時停止して翌日に再生した。
そして翌日。
帰れなくなった社員たちは元ボーイスカウトの主人公と、彼と対立する男のグループに分かれてしまう。
ボーイスカウト経験が役に立ち、食物を育て住みかも作りリーダー的存在になった主人公に対し、
対立した男は腐った豚だったか、猪だったかを餌にして、さらに原料不明のコーヒーで誘惑してグループへと社員を導く。
最終的に彼のグループに、主人公と彼が惹かれる女性と髭モジャとその元カノの4人以外の全員が吸収されてしまった。
そしてその対立グループは容貌も野蛮人へと変わり果ててしまった。
もうお分かりこの展開。
『蝿の王』である。
ウィリアム・ゴールディングが1954年に出版した小説。
飛行機が墜落し、少年らが無人島に置き去りにされてしまう。
次第に彼らは2つのグループに分かれ対立していく。
明日自慢できるトリビア
一言教訓
経歴詐欺はやめましょう