アクションシーン以外に魅力はありません
アンデッド刑事<デカ>野獣走査線
登場人物紹介
オフィサー・ダウン
(演:キム・コーツ)
過去に警察として働いていた彼だが、なぜかは忘れたが悪党にボコボコにやられ、その遺体を警察側が蘇生の実験として利用した結果、無敵のアンデッド刑事として復活を遂げる。
ゲーブル
(演:タイラー・ロス)
正義感にあふれ、アンデッド刑事が一人で頑張る姿に感銘を受ける。
あいつが全部始末してくれるし、
それでもし残骸が出たら俺たちの出番だと主張する警察仲間に対し、
「頑張ってるんだから協力してあげようぜ」と仲間の士気を上げる。
ほのぼの感想あるいは解説
原作は漫画。
かなりグロいタッチの絵で描かれている。
映画も同様に血まみれ。
冒頭の語りは漫画タッチで始まり中々かっこいい。
掴みは完璧だ。きっと面白いものを見れるに違いない。
と期待を添える。
現代のLAを支配しようとしている“フォーチュン500”と呼ばれる組織。
その幹部がこの3匹。
着ぐるみを着ている設定なのか、それともそういう生き物なのかは語られない。
そんな組織にはいくつか手下が配属されている。
その一人“マザー・シュプレーム”と彼女が率いる“シスターズ”。
この映画の最大の魅力はなんといってもアクションシーンである。
アンデッド刑事がガンガンに銃をぶっ放すのだが、その威力が半端ない。
敵は壁まで吹っ飛び、顔はぐちゃぐちゃに吹っ飛ぶ。
アンデッド刑事は逮捕することは頭になく、攻撃してくる奴は全員殺す。
そんな彼はボロボロになりながらも無事に“シスターズ”を滅ぼす。
先に言っておくが、この映画アクションシーン以外に魅力はない。
そのアクションすらもところどころカメラが動き回って酔いそうになる。
壮絶な戦いの後、警察署内にある秘密基地にて治療。
完全にロボコップ。
一度死んだ人間に人権はないのか。
兵器として利用されるかわいそうなアンデッド刑事。
そして蘇生実験と治療の裏には精神疾患をもつ人たちの存在があった。
コンピュータに繋がれる数十人の患者たち。
彼らにも人権はない。
彼らには“念動力”という謎の能力があり、蘇生や傷を癒すことができるらしいのだが、
その仕組みはわからないとのこと。
なんだそれ。
最後にはアンデッド刑事と能力を持つ人々の心が通じ合う感動的な場面がある。
人権のない者同士、理解しあう。素敵な関係だ。
圧倒的強さを誇る“禅・マスター”。
あのアンデッド刑事ですらフルボッコにされる。
果たしてLAPDは“フォーチュン500”を撲滅させられるのだろうか。
と本編について語るのはこのくらいでいいや。