【ミャンマー】~我、秘境に来たりし旅~ 1日目Part2:沈んでからが秘境

ミャンマー~我、秘境に来たりし旅~
ャンマー
~我、秘境に来たりし旅~
1日目Part2
沈んでからが秘境
旅の目的
未だ開発途上の地域の多いミャンマー。
この国には“秘境”とされる地が多い。
そんな未知なる大地に足跡を残そうではないか。

出典:Google Map

休憩をとり過ぎた間に夕日が沈んだ感は否めないが、気持ちは昇っている。

ホテルの目の前に止まっていたタクシー(トゥクトゥク)で、夕日の名所マンダレーヒルに向かう。

値切ろうと試みるも、みな定額料金らしい。
あくまで彼が言っているだけなので観光客にはわからない。
5,000チャット(≒400円)
事前に調べた値段では、大体一人3,000チャット(≒240円)と聞いていたので、
友人と二人でこの値段なら安い。
車内の両脇に設置された黄色のスマイル君がこれでもかと揺れまくる。
この揺れがメーターの役割を果たし、1回ごとに1チャット(≒0.08円)増していくシステムではないかと構えてしまった。
2つあるので2倍か。
つまり1回の揺れが0.16円
こうして計算を複雑にしてぼったくる気なのか。
ここまで被害妄想してしまうのは、マニラで闘ったボッタクリタクシードライバーの存在が頭にちらつくからだ。
彼はメーターに細工しており、このスマイル君のように異常なスピードで激しくメーターが回転していた。
あの光景は忘れられない。
全く隠す気のない開き直ったかのような斬新なボッタクリ技術。
まさにボッタクリ界の革命児
ミャンマーは果たしてどうなのか。
この国はじめてのタクシーが今後の基準となる。
突如陽気な洋楽R&Bを大音量で流し始めたドライバー。
ステレオが客席のすぐ後ろに設置されているためかなりの爆音。
そんなこんなでマンダレーヒルに到着。
車で丘には入ることができないため、門構えのある入口で停車。
ここまでわずか10分ちょっとで到着したため、先ほどのサイクリングは何だったのかとトホホな気分になってしまった。
ドライバーの提示価格である5,000チャットを支払う。
彼は、もしも帰りの送迎も必要ならば、1時間後にここで待っていてあげると言ってくれた。
中々癖のある英語で、うまくコミュニケーションをとれなかったが、待つ時間込みで帰りは6,000チャット(≒480円)と言っていた気がする。
しかし待っているだけで1,000チャット(≒80円)高くなるのなら、他のタクシーを拾って5,000チャットになるよう交渉して帰ればいいので断った。
何を80円くらいケチケチしてと思われるかもしれないが、ミャンマーの物価で1,000チャットあれば、(250チャット≒20円)4本は買えるのだ。
ケチケチの結果、彼は仕方なく5,000チャットで手を打ってくれた。
彼の当初の言い分は勿論理解できるのでボッタクる気はなさそうだ。
しかしまだ安心はできない。
この場所で彼が1時間後に待っているかまでは信用できないのだから。
そんなモヤモヤを胸の底にしまい、マンダレーヒルに歩みを進める。
もはや夕日はほぼ沈みかけている。
そして続々と坂を下ってくる人々とすれ違う。
いったい我々は何を目指して登っているのだろうか。
これも“マーベルタイム”をとり過ぎたせいか。
丘は野犬の住処と化している。
かなり大人しく、そこら中で優雅に寝そべっているのだが、緊張感があるのは否めない。

出典:Just Mad about the Movies

きっかけひとつでクジョーのように獰猛になるに違いない。
傾斜のキツさと野犬の多さに写真を撮る余裕もなく、夕日が沈んだ街灯のない薄暗い道を歩き続ける。
1時間以内で帰れる気がしない。
ガイドブックによると、麓から頂上までエレベーターがあるらしい。
それなら1時間あれば余裕だろうと思っていた。
しかしどこにも見当たらない。
そもそもエレベーターって…現代文明の象徴ではないか。
それから距離を置くためにここまでやってきたのに、着いて早々エレベーターで楽をしようなんて愚かな行為だ。
エレベーターなんて見つからない方がいい。
歩いて頂上まで向かうんだ。
とは思わずに、常々エレベーターを探しているうちに展望台に到達してしまった。
のどを潤すため、売店でコーラを購入。
500チャット(≒40円)で500mlの炭酸飲料が買える物価の安さには驚きだ。

展望台を少し登ると、指をさす巨大な仏像がお出迎え。

『ビャーデイペー・パヤー』と呼ばれるマンダレーヒルで最も名高い“予言を与え給う仏陀”像。

高さは約8mもある。

お布施するものが何もないことに悩んだあげく自分の乳房を仏陀に献上したサンダームキ(鬼)に対し、仏陀は現在のマンダレーの方向を指さし、「お前は来世では王になり、そこに町を造るであろう」と予言を与え給った。
そのとおり、サンダームキはマンダレーの旧王宮を造ったミンドン王に生まれ変わったのだという。
(引用:地球の歩き方)

この奥に行くと、絶景ポイントである。

神聖な場のため、裸足で入らなければならない。

マンダレーヒルの山頂に入る時には、外国人は入場料として1,000チャット(≒80円)を支払わなければならない。

しかしこの展望台は山頂からの眺めとほぼ変わらないにもかかわらず、無料で入ることができるという穴場である。

そしてエレベーターの件だが、それは山頂に行くためのものであって、我々が歩いていたのはそもそも違うルートなのであった。ミャンマーに来てよかった。

この眺めが私の疲れを浄化する。

神秘的なコントラスト。

夕日は沈んだが、夕焼けが残っている。

済州島に次いでタイミングずらしに成功した。

あの時は世界遺産のイルチュルボンから朝日を見ようと計画したが、眠かったので寝起きに急遽計画を変更して、朝日が昇ってから登頂したが、それが功を期して神秘的光景を見られた。

そして今、マンダレーで私は秘境を目にしている。

靄が一層現実との境を曖昧にさせる。

光り輝く照明も美しい。

しばらくここにいたい。

黄金に輝くパゴダもいれてミャンマー感を出す。
油絵みたいな背景。
猫ちゃんも大人しい。
十分に景色の余韻に浸っていると、約束の1時間後まであと10分となってしまった。
早歩きで下る。
帰り道は夕焼けも消え、真っ暗。
暗すぎてそこらへんに寝そべっている野犬を踏みそうになるほどだ。
何も大人しい犬にこちらから喧嘩を売る必要はない。
十分に足元に注意して進む。
友人と他愛もないマンダレーのミンドン王の話をしたりしながら、我々のすぐ前を歩いていた一人の若い女性を追い抜いた時だった。
突如彼女に「サヨナラ」と片言で笑顔で挨拶をされた。
なんてこった、くだらない話をずっと側で聞かれていたのか。

出典:ビデオパス

あまりに野犬が多いので、「きっと全部で100匹いて、最後に入口の門で待っているタクシードライバーを合わせて101匹になるんだよ」といったオチの弱いどうしようもない話である。
後に調べて判明したのだが、マンダレー内には日本語学校が1つだけあるらしい。

出典:Google Map

『J.M.E』という学校。
開校時間は7時から11時、18時から19時までとのこと。
今現在は20時を迎えたところ。
つまり彼女は学校を終え、その帰り道だったのかもしれないと予想。
タクシーの時間を気にする必要がなければ、せっかく挨拶してくれたのだからその女の子に詳しく聞きたいものであった。
明日の学校でしょうもない日本人がいたと話のネタにならないことを願おう。
入口の門に101匹目はいなかったが、そこを越えて来るときに降りた場所を見てみると、ドライバーがしっかりと待っていてくれたではないか。
疑った自分を恥じる。
いや、恥じる必要はない。
ドライバーもお金が欲しいのだから待っていてくれているだけだ。
ビジネスなのだから。
警戒心を常に持っておいて損はない。
隙を見せたら安易にボラれるだけだ。
それが観光ビジネスの常識だ。
5,000チャット(≒400円)といえばミャンマーでは1食十分に食べられる額である。

出典:AOLニュース

猛スピードで夜道を駆け抜けるトゥクトゥク。
前方を走るバイク数台にクラクションを鳴らし、華麗な身のこなしで巻き散らす。
次のボンドカーとしてトゥクトゥクを導入したらどうだろうか。
それにしてもバイクドライバーのヘルメットをつけている率が低い。
事故が意外と少ないのだろうか。
あっという間にホテルに到着。
そのまま夕食処を探しに行く。
その前に通りかかったコンビニを調査。
ミャンマーにはセブンイレブンなど日本でメジャーのコンビニは一切ない。
しかしコンビニ自体はたくさんあり、ミャンマー資本の独自のものである。
マンダレーには『COCO』というコンビニがいくつかあった。

出典:Pinterest

奇妙なことに、後ほどホテルに帰りテレビをつけると、ピクサーの『リメンバー・ミー』(2017)が放映されていた。
何が奇妙かというと、この映画の原題は『COCO』なのである。
ドラえもんは世界共通言語。
FREE感に乏しい。日本のお菓子も多く売られていた。
一つだけしかなかったポテトチップス・ホットチリ味と剃刀を購入。
買ってからホテルに剃刀があったことに気付く。残念。
レジ横にある調理室が見えるようになっており、どんなパフォーマンスが見れるのかと期待するも、バイトの若い女の子が早く帰りたそうに上の空でシールをチョキチョキしているというのが今夜のメインショーであった。
コンビニを出て食事処を探す。
目の前に光るのは『Hotel Iceland』
気になるネーミング。
夜は意外と静かなのね。
コンビニのすぐ近くに地元民で賑わう吹き抜けのお店があった。
外には窯があり、そこで肉や野菜が刺さった串を焼いている。
『Super One』というお店らしい。
ミャンマーといえばビール
定番ラガービール、その名も“ミャンマー”
2,300チャット(≒184円)
缶ビールなら場所によっては水と同等の額(600~1150チャット≒48~92円)で売られている。
瓶にしてもこの激安価格である。
普段私は日本でビールなんて飲まないが、試しに口にしてみた。ものすごくあっさりしており、まるで水のよう。
水で薄めてるといわれてもわからない。
アルコール度数は5%らしい。
日本と特に変わらない。
美味しいのかもわからないミャンマーのビールであった。
盛り上がる店内。
ギターの音と共にどデかい歌声が響き渡る。
カントリー風な英語の洋楽である。カメラに気付くと視線を配ってくれるのがミャンマーのいいところ。
むしろ撮って欲しそうにするからこちらも嬉しい。
メニューは料理名だけ英語で書かれているのでイメージは湧きやすい。
本日の夕食
ライスサラダ 1,000チャット(≒80円)
後から来たので写真を撮り忘れる失態。
出てきたのはなんとチャーハンのように盛られたご飯。
野菜は横にちょこんとある、かいわれ大根のようなものだけだ。
そもそもライスとサラダって共存不可能ではないか。
ミャンマーでの“サラダ”の概念がわからないが、ライスはガーリックが効いており、ガーリックチップのサクサクなのか、味も歯ごたえも不思議だったが一番美味しかった。
付け合せで出てきた写真右のスープがこれまた絶品。
王将のスープに味が似ており、ガーリックライスと相性抜群なのでおすすめだ。
ポークカレー 4,000チャット(≒320円)
これは一口で終了。
パクチーの味しかせず、尚且つ激辛。
蓋をさせていただきました。
チキンバジル 4,000チャット(≒320円)
甘めの味付けの卵とそぼろが優しいお味。
しかしピーマンと唐辛子を同じ色形で混ぜているので要注意。
バジルだけをすくうのも困難。
もちろん食べてから判ることなのだが。
次回予告:バガンのボッタクリマンと最上級ホテル

スポンサードリンク
タイトルとURLをコピーしました