【ミャンマー】~我、秘境に来たりし旅~ 2日目Part2:太陽を生み出す男

ミャンマー~我、秘境に来たりし旅~
ャンマー
~我、秘境に来たりし旅~
2日目Part2
太陽を創る男
旅の目的
未だ開発途上の地域の多いミャンマー。
この国には“秘境”とされる地が多い。
そんな未知なる大地に足跡を残そうではないか。
ホテルのシャトルに乗りこみ、ニャンウーという町のダウンタウンへ。
しかしこのシャトル、マンダレーで散々な目に遭ったあの乗り物と同じものであった…。
同乗者はおそらくアメリカ人の老夫婦。
道はボコボコ。
長々と続く1本道。
街灯は一切ないので夜は危険だ。
バイクなど乗らなくてよかった。
まさに“デスロード”

レストラン『Bagan Zay』の前まで送ってくれます。

ダウンタウンに到着。

こちらが私が乗ってきたシャトル。

やはり後ろに塀がないと不安であります。

帰りもここ『BAGAN ZAY』の前から送迎してくれます。
最終は21時30分の便なのでゆったりできます。
今から本日最大の目的である夕日鑑賞に向かいます。
バガンではお馬さんが主流。
地面をたたく蹄の音の聴き心地がいい。
Google Mapを見て歩いて遺跡群まで行けると思っていたが、
思っているよりもかなりの距離があった。
夕方なので暑さはそれほどでもない。
素直にタクシーを拾いましょう。
運転手に『Nyaung Lat Phet Viewing Mound』という夕日鑑賞の名所を示したGoogle Mapを見せ、トゥクトゥクで向かってもらう。
カンガルーみたいな犬のいる前で突然停止。

ここがニャンウータウンですよ。

どうやら英語は話せなく、Google Mapの“Nyaung”という文字を見て、ダウンタウンと同じくらいに賑わうここに連れてきてくれたらしい。

 

NJ
NJ

ここではなく、サンセットが見れる場所に行きたいんですが。

運転手さんは“Sunset”という単語でピンときたみたいで、任せなさいと言わんばかりでリスタート。

しばらく走ると、アユタヤのような遺跡群が現れた。 いたるところに遺跡。

気分はインディアナ・ジョーンズ 夕日が見えてきた。

名所に到着し、運転手さんに30分時間をもらう。

料金は帰りも込みで6,000チャット(≒480円)

支払いは最後で構わないそう。

夕日スポットに入るところに受付嬢が。

バガンに入るには入域料20ドルが必要とは聞いていた。

しかし未だに払っていないので、どこで払ったらいいのかと思っていたらここでようやく。

ちなみに飛行機なら空港で払うそう。

受付嬢に証明写真を撮られ、QRコード付きのレシートをもらう。

バガン内にいくつかあるチェックポイントでその提示が求められる。

その辺にパゴダがありますね。

ここが夕日の名所『ニャンラパット・ポンドの丘』


のっかってません。

メラメラの実の能力者。

ちなみに朝日も人気で、気球が上がり、靄もかかり神秘的な光景が見られる。

またいつか見たい。


『呪怨』のトシオ君かと思いました。

お揃いコーデの売り子の姉弟。

弟くんはこのミャンマー旅で最も顔面に“タナカ”を塗っている子でした。

この子たちが唖然と眺めている先には何があるのだろうか。

 

タナカとは

ミャンマーを一度訪れた人なら顔に塗られたこの白い化粧を思い出す人もいるでしょう。

タナカとはミカン科の小高木(和名ゲッキツ)の樹皮をすりおろしたもの。

名産地がミャンマー国内各地にある。

ミャンマーでは古くから肌の弱い女性や子供に用いられてきた。

塗る場所は主に、頬や額、鼻梁、腕など陽光にさらされる場所で、日焼けを防ぐためだそう。

タナカの粉にはそれ以外にも、保湿や殺菌、肌荒れ予防などの効果があるとされ、水で溶いたものを使うので塗った際には清涼感があり、さらには香りもいい。

暑いミャンマーの気候によくマッチした化粧品だ。

塗り方はある程度の量を手に取り、それを塗りつけてから指で形を整え、流れるような柄を描く。

左右バランスよく整えるのは思った以上に難しく、綺麗に塗られているのは鍛錬の賜物。

お洒落な女性の中には、くるくると渦を巻くような模様を描いたり、花や蝶を見事に描いたりしている人もいる。

そうかと思えば、“お母さんが急いでやりました”風のぞんざいな塗り方をされている子供もいたりして、それはそれで可愛らしい。

(参照:地球の歩き方)

まさに“お母さんに急いでやられた男の子”に出会えたわけですね。

微笑ましい。

ミャンマーの子は人懐っこく、美形ばかり。

後ろを振り向けば、ナスカの地上絵を彷彿とさせる意味深な線が引かれている。

やはりここは宇宙との交信を試みる場なのではなかろうか。

SF映画オタクの胸が騒ぐ。

そもそもなんのために同じエリアに3,000以上の寺院や仏塔を建てたのか。

バガについて

約40k㎡のエリアに、大小さまざまな仏塔や寺院が林立するバガン。

カンボジア『アンコール・ワット』や、インドネシア『ボロブドゥール』とともに“世界三大仏教遺跡”に数えられている。

2019年7月『バガン』の名で世界遺産として登録された。

ミャンマーでは『ピュー古代都市群』に続き2件目となった。

ミャンマー屈指の仏教の聖地で、現在残るほとんどの建造物は、11世紀から13世紀、パガン王国の興隆からフビライ・ハーンの侵攻を受けるまでの250年余りの間に建設されたもの。

ミャンマーは長く軍事政権が続き、国が閉ざされていたため、充分に学術調査が行われてこなかったが、民主化が進んだことにより10年ほどが経った今に至るまでに明らかになったことがある。

仏塔や寺院の多くは王や一部の権力者が建立したのではなく、ごく普通の民衆が持てる財をなげうって築き上げたという。

これにより、一部の人間に富が集中するのを防ぐシステムが存在した可能性が浮かび上がってきた。

つまり1,000年も前に格差の少ない社会を実現していたのだ。

と言われているが、まだまだ謎が多くミステリーである。

(参照:NHKスペシャル, 地球の歩き方)

この亀裂は地下基地へと繋がっているのかもしれない。
最高の景色。

これが秘境バガン。

太陽が赤すぎる。

こんなにも赤く染まるのか。

これほどハッキリと肉眼で丸い太陽を目にしたのは初めてである。 ずっと見ていられる。 タトゥイーン(『スターウォーズ』に登場する惑星)でしか見れないと思っていた。さすがに2つも太陽はないけれど。

神秘的な太陽。

どんな条件が揃えばこんなにくっきりした太陽が見れるのか。


太陽を生み出す男、降臨。

圧倒的な存在感を放ちながら沈んでいく赤色の太陽に多幸感を抑えられない。
同じ地球なのにそれぞれの景色がある。
それらをこの目で見たいから私は永遠の旅を続ける。
そして自然の生命を感じることで、自分が生きていることの尊さを実感するのであった。
次回予告:新食感生パスタとミャンマーの夜

スポンサードリンク

タイトルとURLをコピーしました