のんちゃんの才能が爆発しています
星屑の町
ラサール石井
小宮孝泰
渡辺哲
でんでん
有薗芳記
戸田恵子
小日向星一
ほのぼの感想あるいは解説
のんの魅力と映画のストーリーとキャラクターにハマり、2週間で2回観に行ってきました。
平成生まれの私にいま、昭和歌謡ブームが来ております。
『あまちゃん』はかなりハマりましたが、昭和ブームは特にきませんでした。
“能年玲奈”と私の出会いはTSUTAYA。
売り場に並ぶ『あまちゃん』のサウンドトラックを目にした瞬間、恋に落ちた。
こんなにも可愛い女の子がこの世にいたのか。
これが一目惚れ。
一目惚れすることは結構多い人生でしたが、これが過去最大の一目惚れ。
わたくしチョロイです。
お家に帰り、ネットで調べまくるという合法のストーカー状態。
2013年、『あまちゃん』を追っかけで見る毎日。
時には大学の授業と授業の合間の休憩時間を使って。
その努力の結果、最終回だけしっかりと放送と同時にテレビで見ることができた。
そして大感激の紅白。
応援し続け早7年、彼女は『星屑の町』で6年ぶりに映画に帰ってきた。この作品、いろいろあった彼女の生き様が描かれていた。
そしてそれは私の人生にも似ていた。
この胸の高まりを抑えられない。
冒頭から自転車で登場するのんちゃん。
『あまちゃん』の時と変わらず自転車と風が似合う。
爽やか。
田舎でくすぶる歌手になりたい主人公の愛。
舞台は東北の田舎町。
撮影の一部は『あまちゃん』の舞台、岩手県・久慈市でも行われた。
公開が発表された時、あらすじと予告からもろ『あまちゃん』じゃないか!と意気揚々としましたが、
『星屑の町』は元々古くからある演劇を映画化したので正しくはこちらが先。
工藤官九郎も演劇出身なので、『星屑の町』を知っていても不思議ではない。
インスピレーションを受けたのだろうか。
『星屑の町』の初公演は、遡ること1994年9月。
作品の舞台は宮城。
作、演出は水谷龍二、キャストは大平サブロー、ラサール石井、小宮孝泰、渡辺哲、でんでん、有薗芳記、菅原大吉などといったように、映画版と全く同じである。
映画版はこの1作目のシナリオを基にしている。
以降、1996年に沖縄を舞台にした2作目、1998年に大阪を舞台にした3作目、2000年に長崎を舞台にした4作目、2006年に東京を舞台にした5作目、2008年に新宿歌舞伎町を舞台にした6作目、そして2016年に函館を舞台にした7作目で完結した。
このように四半世紀もの歴史がある『星屑の町』。
キャストが変わらないため、余裕のある演技をするおじさん達の安定感が画面越しに伝わってくる。
歳をとってからの満を持しての映画化もあって、哀愁が漂っている。
私のイメージでは、大平サブローは『快傑えみちゃんねる』で隣に座っている人、ラサール石井はこち亀の両さんの声優、でんでん、菅原大吉は『あまちゃん』の人達といったものである。
そんなおじさん達の中に透明感のある天使、のんを起用したことで物凄い相乗効果が巻き起こる。
初々しくて少女っぽい感じから、妖艶で大人っぽい姿、そしてボーイッシュな格好よさを演じ分ける。
自分の持つ才能を自由自在に操る。
この人はこれから日本を代表する名女優になるに違いない。
売れない歌謡グループ「ハローナイツ」にどうしても入りたい女の子、久間部愛。
理由はメインボーカルを担当する天野真吾(大平サブロー)の歌っこに惚れたからだという。
ちなみに“天野”とは能年玲奈演じる『あまちゃん』の主人公アキの名字である。
つまりは父親の姓。
そして本作では愛の父親はすでに亡くなっている設定。
愛の母はスナックを経営している。
『あまちゃん』のアキの母親の春子(小泉今日子)は、アキの祖母・夏(宮本信子)が経営するスナックを手伝っている。
『星屑の町』の母親は昔、札幌のすすきののスナックで働いており、現在は東北でスナックを経営している。
公演のついでに、昔すすきのに行っていたというハローナイツのメンバー。
そのため、市村(ラサール石井)はメンバーの誰かが愛の父親なのではと母をいじる。
『あまちゃん』ファンなら“天野”という名字から彼を疑ってしまう。
結果的に誰も父親ではないのだが。
さらに愛の父親は漁師で、インド洋で死んだと母から聞かされていた。
これもまた、『あまちゃん』ファンなら、アキの祖母の夫の存在を頭に浮かべてしまう。
アキのお爺ちゃんの忠兵衛の遺影が家の仏壇に飾られていたことから、アキも母の春子も死んだと思っていた。
しかし実際は生きており、1年のほとんどを海で暮らす漁師であったため、祖母が無事を祈って仏壇い写真を飾っていただけなのであった。
だからこそ、愛の父親は生きているのでは?と思わせる巧みな仕掛けである。
こういったように、のんのファンを喜ばす、“あまちゃんネタ”が随所に散りばめられているのである。
ハローナイツも売れるためには変化が必要。
やる気だけは人一倍ある愛の熱意に押され、彼女をオーディションする。
ここで初めてのんちゃん単独の歌声が披露される。
曲は『新宿の女』。
1969年発売の83万枚売れた藤圭子のデビューシングルである。
翌年1970年に発売された同名アルバムは、20週連続でオリコンアルバムランキング1位を獲得した。
大ヒット曲を弾き語りで歌い上げたのんちゃんには、普段の歌手活動の時の勢いに身を任せ、感情的に歌うパンクガールの面影はなく、丁寧で高音を意識した歌声だ。
こんな歌い方もできるんだと感激。
サウンドトラックに入っていないのが残念。
ハローナイツのメンバーには、荒っぽいけれど伝わるものがあると評されたが、愛の加入に賛成するメンバーが大半。
しかし愛ちゃんをよく知る人物であるハローナイツのリーダー山田修の兄、英二は愛ちゃんの祖父の存在をメンバーに伝える。
その祖父は過去にヒッピー3人を殺した後、彼らを焼いて証拠を消したという。
この回想シーンで祖父を演じるのが柄本明。
モノクロ映像で画角が昔ながらの4:3のスタンダードに変わり、黒澤を意識したような殺陣が披露される。
愛の祖父が殺人鬼だという証拠もないのに、何故そんなことを英二が知ってるんだと思うのが普通なのだが、ハローナイツのメンバーは英二の迫真の演技もあってか祖父の存在にビビりまくり、この作り話を信じ込み、愛ちゃんの加入を取りやめる。
しかしその後、愛ちゃんからあっさりと祖父がすでに亡くなっていることを明かされる。
英二が何故こんな話をしたかというと、愛ちゃんは過去に歌手になる夢を実現するため東京に行ったのだが、身体目的の輩に騙されたり、お金を騙し取られたりして借金を作って夢破れて帰ってきたのだ。
そのためもう二度とそんな思いをさせたくない英二はぶっ飛んだ作り話をしたのだ。
私自身も過去にそういった経験があるので、彼女に自分を投影させてしまう。
夢を諦めずにへこたれない愛ちゃんは私ではないか。
続いてメインボーカルの天野真吾の独立計画がメンバーにばれ、言い争いに。
やはりベテラン俳優の怒りの演技は見応えがある。
やりとりのテンポと間もよければ、本気の憤りを感じる。
そして次第に天気が悪くなり、雷が鳴り響く演劇的な演出も分かりやすくて効果的。
会話劇だと一人一人を捉えるカメラワークが多くなり、目が疲れることもあるのだが、本作はカット割りも少ないので、臨場感があり、気楽に見入ってしまう。
ただ、この喧嘩シーンは面白いけれど長いため、申し訳ないがのんちゃんが早く見たくなってしまう。
また、この時点で太平サブローさんのイメージがガラッと変わりました。
『えみちゃんねる』の隣の人から、歌が上手くて渋いダンディな役者に。
そして調べてみたらこの人も役と同じく過去に独立騒動があったのですね。
独立騒動といえば、のん。
レプロ・エンターテイメントから独立したことで、自身の本名、能年玲奈が使えなくなるという芸能界の闇が明らかになった。
あれ以降、彼女の口から出世作である『あまちゃん』の言葉が出たことはない。
ジャニーズでさえ、辞めても以前どおり本名は使える。
圧力はかかり地上波から消されるが。
才能ある人は独立してもやっていける。
SMAPのメンバーのように。
“能年玲奈”のままいれば、さらなるキャリアが保障されていたに違いない。
それでも不条理な世界に立ち向かうため、“のん”となり、新たな道を進んだ。
『星屑の町』は“のん”の生き様が反映されている。
過去を消す必要はない。
恥じる必要もない。
さらけだす必要もない。
今現在の姿に誇りを持てるような人生を歩めばいい。
私は性別が違えど、のんに憧れを抱いているのかもしれない。
こうなりたいんだ。
この映画を鑑賞してそう感じた。
好きな人は可愛い“能年玲奈”、憧れの人はカッケー“のん”。
このある意味で中性的な魅力をもつ人に弱いし、憧れる。
振り替えると、そのように自分を磨いてきたし、今でもそう。
わたしは男は男らしく、女は女らしくの考え方が嫌いである。
そんな時代は滅びた。
好きな髪型をするし、綺麗になりたいし、格好良くもなりたいし、可愛くもなりたい、そしてそれらに惹かれてきた。
色んな自分を演じ、可能性の扉を開放して、存分に人生を楽しみたい。
ん?みんな同じか。
まぁ、自分の思うがままに生きていく。
今はそういう時代。
好きなことを中途半端にせずに納得いくまで打ち込む。
私はまだまだ中途半端。
全くやる気が出まくるエナジードリンク映画だ。
そして自分自身で歩む道を決め、意思が固く芯の通った“のんのロックな生き方”に感銘を受ける。
自由に感情表現できない場で、縛りつける誰かがいるのなら、そんなもん全て放り投げて違うルートから地道に羽ばたけばいい。
へんなもんはへんなのだから。
へんなのに合わせている必要はない。
やりたいことをやろう。
舞台版の5作目に映画版と同じキティ岩城役で戸田恵子さんが出演している。
彼女はこの度ハローナイツの前座として、愛ちゃんの住む田舎町にやってきた。
そういえば、彼女は1999年に放送された『古畑任三郎 vs SMAP』にSMAPのマネージャー役で出演している。
実際のSMAPのマネージャーである飯島さんといえば、彼らの解散の原因となった女性である。
不思議な“独立”にまつわる縁でした。
戸田恵子さんはもともと16歳の時にアイドル演歌歌手としてデビューしている。
しかし成功はせず、その後は声優として大成功。
代表作にアンパンマン、トーマス、鬼太郎など。
本作のキティ岩城も10代の頃から演歌歌手として活動している設定。
それゆえに、この作品に関わる役者陣の過去も反映されているため、演じている本人も胸が熱くなって当然だ。
この世につまらない人生はない。
人の生き様を見ることで、こちらも感化される。
映画を見る醍醐味である。
本日の公演を最後に解散することになったハローナイツ。
最後なので、愛ちゃんをステージに招き、一緒に『Miss You』をデュエットすることに。
この曲はハローナイツ唯一のオリジナル楽曲で、舞台2作目の『星屑の町2~南国旅情篇~』公演前の1996年10月23日に実際にCDリリースされた。
愛ちゃんがうまくハマったことで、メインボーカルを失ったハローナイツは愛ちゃんを加入させる。
『星屑の町』を面白いポイントの一つに客いじりがある。
エキストラの方々の素の表情と対応が自然で、特に公演の時なんかは客いじりによって、映画館で見ている我々も画面の中の客席側に座っている感覚に陥り一体となれる。
愛ちゃんが加わったハローナイツはここから怒涛の流れで上向きに進む。
ついに愛ちゃんの歌手デビューが決まった。
プロデューサーの意向なのか、ハローナイツの音楽ジャンルはガラッと変わり、カラフルなステージ衣装で観客を魅了する。
のんちゃんの姿があまりにも妖美で思わずドキっとしてしまった。
とはいっても、のんちゃんが出てくるシーン全てで常に心拍数が上がり、本当に好きなんだなと自分で恥ずかしくなる。
デビューして初出演の歌番組では『恋の季節』を歌い上げる。
1968年に結成された男女5人組グループ『ピンキーとキラーズ』のデビュー曲にして、207.7万枚を売り上げ、昭和の歌謡曲としては最大のヒット曲となった。
驚くことにボーカルのピンキーは当時16歳である。
オリコンで12週連続1位となり、合計で17週もの間1位をキープした。
これは今現在に至るまで、オリコン史上最長の記録である。
もちろんいきなりのテレビ出演ではなく、ディスコなどで歌って下積みを経てのテレビ番組である。
圧巻のステージ。
何度でも見たい。
ブロンディを彷彿とさせる。
みんなでスナックのテレビに夢中になりながら応援する光景も『あまちゃん』で既視感がある。
打ち上げのシーンで、笑点の司会こと春風亭昇太が店長役でカメオ出演している。
彼は原作舞台を全て見ているほど大ファンで、親交のあるラサール石井に直談判して出演が決まったそう。(参照:natalie)
“愛&ハローナイツ”でデビューした彼らのデビューシングル『シャボン玉』のMVの撮影が始まる。
『ほんきかしら』を歌い上げる。
1966年発売の島倉千代子のヒット曲。
黄色い衣装が映える。
この映画、衣装担当、スタイリストのチョイスが素晴らしい。
家族ぐるみで交流があり、愛ちゃんのことを応援し、片想いする青年こと、山田啓太くんを水族館に連れ出した愛ちゃん。
ちなみにこの啓太さんを演じる俳優は小日向文世の息子さん。
父親譲りの優しそうな表情が印象的。
水族館で男女二人。
これはまさか!?
構えつつも、全く恋愛対象ではなかったらしい愛ちゃん。
「もう後ろは振り向かない。前に進むの。」
ためにためて言い放った。
いまだにキスシーンNGなんだなぁと嬉しい思いも大いにあるが、啓太さんの立場になると、話があると言われ水族館に連れてこられのだから、それしかないでしょと期待していたのに、こりゃあまりに可哀想だ。
そして愛ちゃんは、東京で同じ歌番組に出演した『純烈』のような4人組グループに惚れこみ、最終的に彼らとユニットを結成することに。
しかしながらこの時の今時な髪型、動き、表情が可愛すぎるのなんの。
どんだけ魅せてくれるの。
これが愛ちゃんの“前に進む”ことを表現した結果なのである。
自分がこれ以上売れるには、おじさん達を切り捨てなければならない。
もしくは、自分のやりたい曲の路線におじさん達が合わない。
そもそも天野真吾の歌が好きだがらハローナイツさ入ったのに、その人が抜けたおじさん達には興味ねーべ?
こんな感じだろうか。
東京で成功することには物語以上に大きな意味がある。
『あまちゃん』では、東北の震災もあり、アキは東京で歌手を続けることを断念した。
世間一般的には“能年玲奈”は過去の人かもしれない。
それでも最後の映画出演『海月姫』から6年が経ち、“のん”としてスクリーンにカムバックし、『星屑の町』の愛は東京で歌手として成功を収めることができた。
これは“能年玲奈”として築きあげたものを全て捨て、“のん”として地の底から這いあがった努力の証である。
それにしてもおじさん達はあっさりと捨てられましたね。
現実的なオチに少々複雑である。
一方、捨てられたハローナイツは、“愛&ハローナイツ”でなければ必要ないと言われ仕事も来ない。
タイミングいいことに、独立がうまくいかなかった天野真吾が彼らの元にカムバック。
そして再びメインボーカルとしてハローナイツは再スタートを切る。
一時的ではあったが、売れないおじさんたちも夢を見られて報われてよかった。
この一連の流れが最後の方に畳み掛けるようにあっさりと描かれ、その結果に至る間の展開は見れないのかと少々寂しい。
しかしこのスピード感が何度も見たくなる要因なのかもしれない。
私の見たいのんが満載でした。
早くソフト化してください。
ハローナイツのおじさん達も言うように、これは“のんの映画”であった。
魅惑の深海コーナー
2010年、のちに『あまちゃん』で共演することになる橋本愛が出演する『告白』で映画デビュー。
セリフのない脇役。
同年、ドラマ『新・警視庁捜査一課9係 season2』第7話に出演。
2011年、若手映画作家育成プロジェクトndjcに出品された短編『動物の狩り方』で映画初主演を務める。
この作品は不思議な縁で、これまた橋本愛のデビュー作『Give and Go-ギブ アンド ゴー-』(2008)の特典映像としてDVD(発売は2012年)に収録された。
同年、ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』、
『高校生レストラン』、
『怪盗ロワイヤル』第6話に出演。
2012年3月、『カルピスウォーター』の第11代CMキャラクターに起用される。
同年、ドラマ『鍵のかかった部屋』、
『サマーレスキュー〜天空の診療所〜』に出演。
同年10月、『ロラックスおじさんの秘密の種』で初の声優を務める。
豪華な声優陣。
先日亡くなった志村けんとは共演シーンがなかったものの、舞台挨拶で交流があった。
同年11月公開の映画『カラスの親指』で第37回報知映画賞新人賞を受賞。
この映画では村上ショージと共演しているが、彼はシリーズ4作目『星屑の町~長崎慕情篇~』に出演している。
2013年4月、オーディションで1953人の中から選ばれて、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』のヒロイン・天野アキを演じる。
この演技により「東京ドラマアウォード2013主演女優賞」、「第78回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞」を受賞。
また劇中のセリフ“じぇじぇじぇ”は「2013年新語・流行語大賞の年間大賞」を受賞した。
2013年8月27日、写真集『NHK連続テレビ小説 あまちゃん 能年玲奈 featuring 天野アキ 完全保存版』を発売。
同年12月31日に放送された『第64回NHK紅白歌合戦』では紅白PR大使を務め、『あまちゃん特別編』と題した企画ステージに出演。
劇中では叶わなかった夢を現実世界の東京で叶える“潮騒のメモリーズ”に感動。
2014年、映画『グッモーエビアン!』および『あまちゃん』によりエランドール賞新人賞を受賞。
同年、4月5日に放送された『世にも奇妙な物語’14春の特別編 「空想少女」』に主演。
『あまちゃん』後、初のドラマである。
同年7月31日、『能年玲奈1stフォトブック「ぐりぐりぐるみ」』を発売。
同年8月公開の『ホットロード』で「第6回TAMA映画賞最優秀新進女優賞」、「第27回日刊スポーツ映画大賞新人賞」、「第38回日本アカデミー賞新人俳優賞」を受賞した。
12月27日、『海月姫』が公開。
のんの歩み
2016年7月に“のん”に改名。
2016年11月12日公開の『この世界の片隅に』で、主人公・すずの声を演じ劇場アニメ初主演を果たす。
同作での演技により、「第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞」、「第31回高崎映画祭ホリゾント賞」、「第21回日本インターネット映画大賞主演女優賞」および「ベストインパクト賞」、「2016年度全国映連賞女優賞」、「第11回声優アワード特別賞」の各賞を受賞している。
映画は大ヒットし、全世界60以上の国と地域で上映され、国内長編映画史上初の連続上映記録を更新している。
2016年12月16日、写真集『のん、呉へ。2泊3日の旅 〜「この世界の片隅に」すずがいた場所〜』を発売。
2017年3月16日、アートブック『創作あーちすと NON』を発売。
2017年8月、自ら代表を務める音楽レーベル「KAIWA (RE) CORD」を発足。
同年9月6日、「KAIWA (RE) CORD」発足記念『オヒロメ・パック』のアナログ7インチEP盤をリリース。
同じく9月より、『映画秘宝』の連載がスタート。
2017年11月22日、シングル『スーパーヒーローになりたい』を発売。
2018年5月9日に1stアルバム『スーパーヒーローズ』を発表。
2018年1月1日、シングル『RUN!!!』を発売。
2018年5月2日、シングル『わたしはベイベー』を発売。
2018年5月9日、アートブック『女の子は牙をむく』を発売。
2018年9月、初のライブツアー『スーパーヒーローズ・ツアー のん 参上!!』を5会場5公演で開催。
2019年6月12日、ミニアルバム『ベビーフェイス』を発売。
2019年10月2日、監督、脚本、主演、演出、撮影、編集、衣装、音楽など、すべての工程をのんが務めた映画『おちをつけなんせ』と、その制作ドキュメンタリーがYoutubeにて配信される。
同年11月14日、配信限定シングル『わたしは部屋充』をリリース。
2020年も“のん”の年!!!
一言教訓
継続してきた努力は自信となり、自信はいつしか才能と呼ばれ、その才能は必ず開花する時が来る。