2018年12月12日(水)
~世界遺産30ヵ所を1日徒歩で完全制覇の旅~
Part9
15時になったら焦るよね
マカオは現在30ヵ所の世界遺産が存在する。
小さな面積のため、1日で全てを周ることができるらしい。
そこで、移動は徒歩のみで全制覇しようではないかというのが今回の旅の目的だ。
【世界遺産30ヵ所】
三街會館(關帝廟)
バラ広場
媽閣廟
港務局
鄭家屋敷
リラウ広場
聖ローレンス教会
聖ヨセフ修道院及び聖堂
ドン・ペドロ5世劇場
聖オーガスティン教会
聖オーガスティン広場
ロバート・ホー・トン図書館
市政署
1792年に建てられた関帝を祀る廟。関帝は三国志の英雄で、マカオでは加護と安定をもたらすとして多くの人が家庭や職場、そしてカジノでも関帝を祀っています。この廟はかつての「三街会館」で、付近にある營地大街、関前正街、草推街の商店会の役割を果たしていました。1912年にマカオ中華総商会という団体ができてからは三街会館としての役割は終わりました。
営業時間 8:00~18:00
無休
入らせていただきます。
関帝。
15時07分
セナド広場の目の前にある『民政総署』。
もちろんこちらも世界遺産。
ポルトガルはマカオに自治制を導入し、その後中国式庭園のある建物を政庁として建設しました。これが民政総署の起源となります。
1784年にバロック様式の2階建てに改築し、1876年には新古典主義の様式を加えて改修しました。1940年に台風によって壊れたため大改修を行い、現在の姿となります。2002年に澳門市が廃止されてからは、新たな民政総署の本部庁舎として再出発しました。(引用:世界遺産オンラインガイド)
営業時間
8:00~21:00
2階の図書館は13:00~19:00
全てがクリスマス仕様。
特別な時期に来れてお得感。
ポルトガルの作家、ジョアン・デ・デウスさんの石像。
こちらには違う方が。
カモンエス広場にいた詩人ルイス・カモンエスさんではないか。
喜ばしい再会。
民政総署をあとに歩みを進める。
15時08分
世界遺産『聖オーガスティン広場』へ。
この広場の中にさらに4つの世界遺産が面している。
それぞれすぐ近くの距離感にあるため動きやすい。
忘れないよう何時についたかその場でメモっていたのだが、『民政総署』から1分で移動したことになっている。
近かったけれどそんなに近くはなかった気がするけれど気のせいだろう。
そしてこちらが世界遺産『聖オーガスティン教会』。
スペインのアウグスチノ修道会により1591年に建てられました。当初は簡素な建物で、屋根を覆うヤシ科のトウビロウの葉が風に吹かれて龍のひげのように立っていたので、龍鬚廟の別名もあります。1874年に修築され、今日の姿になりました。教会は南向きに建っており正面ファサードはシンプルで、ヨーロッパのルネサンス時期の新古典様式でデザインされています。外壁はクリーム色に塗られ、上部は三角切り妻、真ん中に聖母像が飾られています。傾斜のある屋根や木の骨組みなど、基本構造は木の組み合わせで作られています。入口にはトスカーナ様式の二本の石柱がそびえ、教会の内部の平面的にはバシリカ形式を採用し、中央の身廊は荘厳で「受難のイエス」像が主祭壇に飾られ、奥行き20メートル、幅11メートル、高さ12メートル、広く奥行きのあるものになっています。教会は毎年、2日間に渡って受難のイエス像の行進を行い、マカオのカトリックにとって重要な行事になっています。
なんで中に入らなかったかも今や覚えていない。
急いでいたのか、開いていなかったのか。
女性が男性モデルを撮影していたのは覚えている。
15時16分
隣にあるのが世界遺産『ドン・ペドロ5世劇場』。
中国で始めての西洋式劇場で、その名称は、ポルトガル国王ドン・ペドロ5世(在位1853年~1861年)に由来します。設計はマカオ生まれのポルトガル人ペドロ・ジェルマノ・マルケスが担当、中国最初の西洋式劇場です。主要部分は1860年に建築され、正面は1873年に増築されました。座席は276席あり、当時のマカオに住むポルトガル人の重要な社交の場でした。建物は新古典主義様式で、前面にロビーがあり、観客席は円形になっています。両側の名愛廊下で休憩することができ、会談で二階に上がればバルコニー式客席があります。劇場の正面ファサードには幅が15.7メートルのローマ様式のアーチがあり、最上部は三角形の切妻になっています。下にはイオニア様式の4本の柱が3つの空間を区切り、側面にはローマ式のアーチ窓が9つ配置されています。
香港の大実業家ロバート・ホー・トンの別荘であった建物です。1894年以前はポルトガル人のドナ・キャロリーナ・クンハの住居でしたが、ロバート・ホー・トンが1918年に購入しました。
1955年に彼は死去しますが、遺言により彼が集めた貴重な書物と共にマカオ政府に寄贈され、1958年に公共の図書館として開館しました。2005年には新棟も建設され、現在はマカオ最大の図書館として人々の憩いの場となっています。
建物は淡い黄色をしており、壁にはアーチが彫られています。一見すると図書館とは思えないほどです。
営業時間
10:00~19:00
修道院は1728年に、聖堂は1758年にイエズス会によって建設されました。イエズス会宣教師育成が目的で、中国や日本、その他アジアでの宣教活動の拠点となりました。イエズス会が追放されてからは、ラザロ派の聖職者たちに受け継がれます。そして、1800年にポルトガル女王ドナ・マリア1世から「レアル・セミナリオ(伝道信徒団の館)」の称号を授けられました。
聖堂部分の建築は、中国を代表するバロック建築で、両脇のねじれた柱やドーム型の天井にそれをうかがい知ることができます。天井部分には「IHS」とイエズス会のシンボルが刻まれています。
壁にはステンドグラスがはめ込まれ、大理石に天使や聖家族のレリーフが彫られています。フランシスコ・ザビエルの上腕部の遺骨が安置されており、ガラス越しに見ることができます。
聖堂は一般公開されていますが、修道院は非公開になっています。(引用:世界遺産オンラインガイド)