『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(2018)~モダン・ケイジの最高傑作~

アクション
出典:Pixabay
映画を見れば誰かと共有して話したくなる。
しかし話す人がいない。
そんな映画愛好家は世界中に山ほどいることだろう。
私もその一人。
そこで私は独自の感想をネタバレ含んでただただ長々と述べる自己満駄話映画コーナーを創設した。
お役に立つ情報は一切なし!
しかし最後まで読めばきっとその映画を見たくなることでしょう。
さぁ集まれ映画好きよ!

今宵の映画は…
NJ
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ケイジはアメコミの主人公が似合う

マンディ
地獄のロード・ウォリアー

原題
Mandy
公開
2018年
製作国
ベルギー
製作
エイドリアン・ポリトウスキー
マルタン・メッツ
ネイト・ボロティン
ダニエル・ノア
ジョシュ・C・ウォーラー
イライジャ・ウッド
監督
パノス・コスマトス
『Beyond the Black Rainbow』(2010)
出演
ニコラス・ケイジ
脚本
パノス・コスマトス
アーロン・スチュワート=アン
編集
ブレット・W・バックマン
『ゾンビスクール!』(2014)
音楽
ヨハン・ヨハンソン
『博士と彼女のセオリー』(2014)
『ボーダーライン』(2015)
撮影
ベンジャミン・ローブ
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一言粗筋

カルト教団に恋人を殺されたケイジの発狂復讐殺戮物語

ほのぼの感想あるいは解説

舞台は1983年

そのため80年代のスプラッター映画愛が感じられる。

本作は1時間15分経ってからようやくタイトルが出る。

つまりそこからケイジが本格的に動き出すのだ。

それまでは赤い映像と共にカルト教団の狂気じみた行動が映し出される。

ここは流し見でいいでしょう。

突如『ヘルレイザー』(1987)のような状況下でケイジ夫妻が襲われて誘拐される。

マンソンファミリーを彷彿とさせるカルト教団。

誘拐したモンスターどもとは別のところに住んでいるらしい。

妻のマンディは生きたまま火炙りにされる。

それを目の前にするケイジ。

なんとか脱出して帰宅。

ここから“Cage on the Stage”のはじまりはじまり。

ブリーフパンツをもっこりとさせながら、控えめな大阪のおばちゃんシャツを着て、洗面所でを片手にコブシをきかせながら唸る。

「ん~~~!ん~~~~!!ん~~~~~!!!!」

漏れそうなのかと思ったわ!

トイレそこにあるんだから今すぐ行けよ!

行くんかい!!

でもしないんかい!!

座りながらも「ん~~~~!!!!ん~~~~!!!!」

お前はシュワちゃんか!

そして疲れる。

赤ちゃんか!!

それにしてもしつこいくらいの唸りの連続技だ。

格闘ゲームでダメージがそれほど効かない小技の癖に連続でやられると参るやつだ。

これは映画史に残る名シーンではなかろうか。

これを見て笑いを耐えられる人はいるのだろうか。

全体的に本編はダークなアメコミ風に描かれるというか、実際にアニメ描写もあるのですが、本当にケイジはコミックのような演技をするのが好きなんだなと感じますね。

上記のシーンもそうですが、静止画で見てもしっかりとキャラクターの感情が理解できるように、大袈裟に演じているわけです。

まぁ周りはそれに合わせていないので結局のところ彼が浮くのですが。

ケイジ自身、熱狂的なアメコミファンなので演じていて楽しんでしょうね。

ケイジという芸名もルーク・ケイジからとっているし、息子には『スーパーマン』の出生名であるカル=エルと名付けている。

そしてコミックのコレクターでもある。

出演作でいうと『ゴーストライダー』(2007, 2012)『キック・アス』(2010)、声優では『スパイダーマン:スパイダーバース』など。

今後もアメコミヒーローを演じてほしいですが、

オリジナルで、過去にヒーローとして地球を救ったが、今では能力を失い、老いた生身の体で闘うヒーローなんかも見てみたい。

マンディの復讐を果たすため行動開始。

鎌の形をした武器を自ら開発するダークヒーローケイジ。

職業何?

この武器の形のモデルは、1984年にデビューしたスイスのメタルバンド『セルティック・フロスト』のロゴである。

メタル野郎にはメタルで噛ますということか。

ケイジと妻を誘拐したバイカー集団が登場。

トゲトゲついちゃってますもん。絶対ヤバい奴。

中身は人間ではなく、悪魔の化身みたいな化け物なんですね。

そんな化け物にも怯まずに棒ガンも駆使して遠距離から攻めるケイジ。

きました『悪魔のいけにえ』(1974)

チェーンソーで殺り合うなんてなんてファンキーな。

血まみれケイジ。次々に殺す男らしいケイジ。

教団のリーダーであるラスボスもあっさり抹殺。

最後はニッコリケイジ。

いろいろケイジの出演作見ていますが、間違いなく近年稀に見るインパクトのある傑作ケイジでした。

明日自慢できるトリビア

GQマガジンによると、監督のパノス・コスマトスニコラス・ケイジに初めてオファーをした時、彼はケイジにカルト教団のリーダーであるジェレマイア・サンド役を演じてほしかった。しかしケイジは主人公のレッドを演じたがった。パノスはケイジに、これは年配の男と若者が戦うストーリーだと説明し、ケイジには合わない役だとして交渉が決裂した。それから1年後、本作の製作に携わっている俳優イライジャ・ウッドを通して、彼らは再び話し合った。本作のテーマとなる愛とその喪失について、そして彼らのこれまでの実生活でのそれについて。最終的にパノスはその話し合いの中で、ケイジがレッドをうまく演じることを確信したため制作に至った。
本作のオープニング曲であるキング・クリムゾン“Starless”は、1974年に発売されたアルバム『Red』に収録されている。
パノス・コスモス監督の好きなニコラス・ケイジ出演作は『バンパイア・キッス』(1988)である。
参照サイト: IMDb

一言教訓

ケイジはブリーフ派

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