これぞ憧れの男
ラストミッション
リュック・ベッソン
マーク・リバート
ライアン・カヴァノー
ヴィルジニー・シラ
ヘイリー・スタインフェルド
アンバー・ハード
一言粗筋
ほのぼの感想あるいは解説
リュック・ベッソンが脚本、製作、内容は『96時間』と同じです。
お馴染み電気ショックで拷問するシーンもあります。
リーアム兄さんに変わって主演を務めたのはあのケビン・コスナー。
『アンタッチャブル』(1987)、『フィールド・オブ・ドリームス』(1989)など80年代後半から知名度を上げ始め、1990年には『ダンス・ウィズ・ウルブズ』で監督兼主演を務めアカデミー作品賞、監督賞など計7部門を制覇。
それ以降も『JFK』(1991)、『ボディガード』(1992)、『パーフェクト・ワールド』(1993)、『ウォーターワールド』(1995)など一時代を築いた。
そして2000年代は落ち着いた活躍で今に至る。
そんなケビン・コスナーが2014年に主演した本作を堪能して思ったこと。
これはシルベスター・スタローンへの逆オファーなのではなかろうか。
そう、『エクスベンダブルズ』への推薦状。
“俺はまだまだ動けるぜ”
スライは悩んでいることだろう…リーアム兄さんとケビン・コスナーどちらを消耗品にしようかと。
カーアクションなんてまるで『ボディガード』のあの時の姿じゃないか。
なんて色気。
勇ましい顔つき。
銃を構えるだけで絵になる格好よさに惚れ惚れしました。
プロムを控える娘にダンスを教えるシーンで、踊り方が分からない娘に対して「父さんの靴に乗りな」と言って、ステップの踏み方を教える気の利いたダンディさにもやられました。
こりゃケビン・コスナーの集大成映画。
たまらん。
リーアム兄さんも同じテンプレートでアクション俳優として新たな魅力を開花させましたが、この内容で往年のスターに主演をしてもらえば、みんな魅力爆発するのではないでしょうか。
・娘を守るために奮闘
・老いた姿を見せる
・無慈悲で激しめなアクションシーン
個人的には、いい歳の取り方をしているブラッド・ピットで観てみたい。
ジョニー・デップとの泥沼離婚騒動でお馴染みのアンバー・ハードですが、役柄はケビン・コスナーがピンチな時に助けに来るSっ気のあるCIA。
とびっきりの見せ場がありそうな雰囲気を醸し出しつつも特になく終わる。
そしてケビン・コスナーに謎の恋心を抱いている風なラストも用意されている。
しかし、登場するといちいち美貌が光る。
画面が華やかになるので良い役割を果たしている。
と同時に、主人公を死なせないための都合がいい要因でもある。
うん、アクション映画にとって細かい演出はどうでもいいのです。
満足度高めの気持ちのいい王道アクション映画でした。
生まれ変わったらケビン・コスナーになりたい。
白シャツを華麗に着こなす男になりたい。
一言教訓
明日自慢できるトリビア
本作ではケビン・コスナーが、ナイトクラブの洗面所で男どもに絡まれている娘を助けだし、外へ連れ出すシーンがあるが、『ボディーガード』でも同様のシーンがあり、コスナーがホイットニー・ヒューストンをステージ上でファンから守り、その後ナイトクラブの外に連れ出している。