週刊NJ紀行~第1話~『早くインドに行きたインド』

週刊NJ紀行
こちらは週ごとにその時の気分で無駄話を書いていく自由気ままなコーナー。
つまりただの筆者の日記。
毎週日曜から土曜のどこかで更新予定。
さぁ、今週のテーマはこちら。
早くインドに行きたインド
僕はインドに早く行きたいんです。
『旅猿』のインド編を何度見たことか。
初回のはBlue-rayを買ってしまった。あまりにも『旅猿』が好きすぎて、先日変な夢を見ました。
僕が旅猿に呼ばれるという夢かと思ったら、そうではなく、いや、もう出演した後なのか??、その辺は夢特有の曖昧さで、DVDか広告かは忘れましたがどうやら『旅猿』のジャケットに載るらしいと。東野さんと岡村さんと一緒に。どこに旅したのかもわからない。発売乞うご期待。
そんなことはさておき、実は昨年の2020年5月11日にバンコク行き、12日にバンコクからカルカッタ行きの航空券を保持していました。しかしこの頃にコロナが全世界にちょうど広まり始めまして、案の定インドに行く夢は閉ざされました。
当時、26歳
沢木耕太郎さんの『深夜特急』を読み耽っていた僕は、彼が世界を旅して周った26歳という同じ歳にどうしてもインドに行きたかった。
彼は小田実さんの『何でも見てやろう』を読み、小田さんが世界を旅した年齢が26歳の時だったということから、それ以上の理由はなく26歳で旅に出ました。
僕も特別な理由はそれしかありませんでしたが、どうせなら26歳に行きたい。
色々と自分の生きる道が決まり、それに向けて突き進む前の区切りとしてインドに行きたかった。
今の自分のもつ能力がどれだけ通用するのか確かめたかった。それが最もふさわしい場所がインドだと感じていた。
無念。
ぐちぐち言っていても状況は変わらないのでポジティブに考えよう。
いつか来たるインド旅に向けてゆったりと時間をかけて準備をしよう。
そう思いました。
本を読み、テレビを観て、映画を観ながら少しでもインドに近づきたい。
ここで僕のインド旅の構想を書き起こしておきましょう。
期間は2週間ほど。
南も行きたいけれど、混沌を味わいたいため北インドを中心に周る。
バンコクからカルカッタに入り、そこからガヤー、ワラーナシ、アーグラ、デリー、ハリドワール。
ネパールやバングラデシュも訪れたいけれど2週間では難しい。
沐浴はワラーナシとハリドワールで2度行う予定だ。
きっとお腹を下すはずなので、足だけ浸かろうか。直後に洗い流せるように石鹸と綺麗な水を忘れずに。いや、最終地点のハリドワールでは全身浸かるつもり。せっかく来たのだから。
ワラーナシに比べるとガンジス河の水は断然綺麗と聞く。流れは速いとのことなので注意したい。
アーグラではタージ・マハルをいろんな角度から眺めたい。インド国内で外国人観光料(2,000円前後)が最も高いのがここなので、入場せずに外から美しく見れる場所を探しているかもしれない。
インドに来てタージ・マハルを近くで見ずとは笑われるだろうか。それくらいケチなのである。
2,000円あればインドでは2日は過ごせそうだ。
食には気を付けたい。ミャンマーで人生最大の食あたりを経験してから慎重になりました。
食にはそれほど興味がないため、フルーツを中心にヘルシー安全生活を心掛けたい。
カットされたものは不衛生に思えるので、バナナが最適かもしれません。
カレーは物凄く食べたいですが、バガンカレー事件のことがあるので、各都市1食ずつに限るか、2週間のうち、お腹を壊してもいい最後の方で格式高いレストランで旅の祝福を兼ねて1食だけにしておこうか。そこらのカレーは絶対に食べません。調理に使っている水が怖いので。
チャイは毎日飲みたい。
沸騰させた牛乳ならば大丈夫でしょう。ベスト・オブ・チャイを決めるんだ。
あと、肉も怖いので食べないでおこう。ベジタリアンになります。
一人旅では救いを求める相手は自ら探さなくてはなりませんので、体調を崩してから探すのは困難なので色んな薬を多めにもっていこう。
でも『インド旅行最強ナビ』に、日本の薬はインドの病には通用しないと書かれていたなぁ。
それならばインドのドラッグストアで薬を買えるように、ヒンドゥー語で書かれた症状一覧表でも持参していこう。
上記の本にはたくさんのインド経験者の紀行文がテーマごとにぎっしりと書かれていて、読んでいてとてもタメになるのですが、その中でも巻末にある室橋裕和さんのコラム(P254~257)は感慨深いのでご紹介します。
彼もまた、『深夜特急』を貪り読み、90年代に憧れのインドへと旅立ちました。
そこで彼が感じたのは、沢木さんが歩いた70年代のインドとそれほど変化はなかったということ。
ネットの普及や、自転車のリキシャが減りオートリキシャが増えたこと、そういった生活様式に移り変わりはあるけれど、街並みや、匂い、熱気、人の放つエネルギーといったインドの本質は『深夜特急』に描かれている姿とそう変わりはない。
この一文が僕のインドへの熱を高める。
ミャンマーにしろ、香港にしろ、マカオ、シンガポール、マレーシアなどなど近年のアジアの発展は著しい。
猥雑で混沌とした風景、そしてそこに生きる人々の顔はどんどん変化していく。
どこか時間の止まったようなインドの日常に溶け込みたい。
他にインドでやりたいことといえば、映画に出たい。
それ目当てで行くつもりはないので、偶然エキストラで参加できればラッキー程度に思っています。
撮影現場を見れるだけでも構いません。インド映画には美男美女しか出てこないので旅の疲れを癒したいです。
インド映画だと、『マッキー』(2012)という映画が好きでして、悪者に殺された主人公が輪廻転生してはハエに生まれ変わり、恋人をその悪者から守るという恋愛ファンタジー。
どこか『ザ・フライ』(1986)に繋がるんですね。あちらとは違い、ムゴい描写は一切ないので安心して観られますが。
インド映画って確実に楽しめるんです。今のところハズレに出会っていません。といってもそんなに観ていませんが。
最近だと『パッドマン』(2018)に見入ってしまいましたね。
一人の人間が誰かのために奮闘する映画が多いのかなといった印象を受けます。
正しいヒーロー像がたくさんの人に受け入れられ、支持される。
できれば30歳の誕生日をインドで迎えたい。なんとなく。
それまでにやらなければならないことがある。
それも含めて残り3年は準備期間としましょう。
初回なので軽くこれくらいにしておきましょう。
それでは第2話で。
¡Adiós!

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