タイ
~伝説のビーチを目指す旅~
2018年3月18日
4日目
プーケットの夜
~伝説のビーチを目指す旅~
2018年3月18日
4日目
プーケットの夜
これはレオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』(2000)に影響を受け、
“伝説のビーチ”を探し求めて友人と共に旅に出た男の物語である。
“伝説のビーチ”を探し求めて友人と共に旅に出た男の物語である。
バンコクから夜行列車でスラターニーへ移動。
『ザ・ビーチ』に沿った旅路である。
目覚めるとすっかり日が差していた。
ここで問題発生!
①冷房ではない、これは冷凍だ。
冷房が効きすぎて凍死寸前。
最初は涼しいと感じていたが徐々に寒くなってきた。
えっこれいつ切れるの?
えっこれ一括空調だから自分で調整できるやつじゃないの?
そして氷河期突入。
キンキンに冷えた冷風が私の身体を襲う。
外は30度なのに中は氷点下。
こんな状況で寝るなんて雪山で遭難して眠りにつくようなものだ。
そんな苦しみを救済してくれる乗務員がやってきた。
乗客にうっすーいブランケットを配布している。
救済は見せかけだった。
それを首元までかけるがちっさーいから足元がさっむーい。
逆に足元を隠すと首元がさっむーい。
私は足元と首元のどちらを犠牲にするか選択せざるを得なかった。
ごめんよ足元。
結局降りる時まで冷房あらため冷凍はずーっと点いていた。
駅員さん、切るの忘れたのですか?
②前の席の破壊おばさん。
それは発車して直後のことだった。
私の前には隣の旦那らしきおじさんと楽しげに大声で喋るインド系のおばさんが座っていた。
騒がしいですなと思いながらも車内全体が就寝モードに。
私は座席テーブルを下げ、そこに出発前にセブンイレブンで購入した2リットルの水、ポテチ、そして朝食用のシフォンケーキを置いて寝ていた。
するとその時!
前のおばさんが突然思い切り座席を後ろに倒してきた!
そして同時に何かがぶっ壊れる破壊音が!
さらにそれと同時にテーブルが傾きぐらんぐらんに。
置いていた2リットルの水とポテチとシフォンケーキが一気に床へと落下した。
幸いにも封を開けているものはなかったため、被害は最小限に抑えられた。
一方で破壊されたテーブルは修復不可能。
テーブルを留めるところもゆるゆるになってしまったものの、一定の方向だけ緩くならずに留めることができ、なんとか元の配置に戻すことはできた。
しかしながら二度と使えないでしょう。
気付けば朝。
冷凍庫の中でも人は寝れるものだから不思議ですね。
③到着30分前の悲劇
目が覚めたものの、まだ着かなそうなので転寝している私。
ヘイ!ヘイ!
従業員の声で起こされた。
彼女は私に何かを訴えかけていた。
なるほど、ブランケットの回収に回っているらしい。
まだ氷河期だけども、回収するってことはそろそろ着く合図なのですね。
私は仕方なくブランケットを手渡した。
…それから30分後に到着!
何の試練!!
汚れた窓越しに写真を撮ったらレトロな感じに。
そんなこんなでついにスラターニーに到着。
外には我々のよく知る地球が待っていた。
氷河期は終わったんだ。
プーケット行きのバスのチケットを購入しに観光案内所へ。
駅から歩いてすぐ。
チケット料金:250B(≒850円)
世界中からバックパッカーが集まっていた。
チケットを購入後はバスが来るまで周辺を散歩。
海賊版だろうか?
特に見るような場所はないのでチケット売り場の隣のカフェで休憩。
ホットカフェラテ 45B(≒153円)
バス乗り場までチケット売り場のお兄さんが連れて行ってくださった。
少し離れていたため案内が無かったら確実に乗り過ごしていただろう。
バスに乗ること3時間半。
ついにプーケットに上陸。
いつも通りターミナルではなく、歩いて走行中のタクシーを拾うことに。
しかしタクシーどころか車の通りが少なすぎる。
騒がしいバンコクとは違い、静かで落ち着いている南の土地プーケット。
タイヤ屋さんの前にバンブルビー出現。
結局タクシーが全く通らなかったために物凄い距離を歩いた。
連日歩いてばかりじゃないか。
2リットルの水が入ったペットボトルのせいで肩への負担が限界だ。
さらに追い打ちをかける日差しの強さ。
歩きに歩いて辿り着く目的地はまるでフルマラソンのゴール地点。
本日のお宿
『ザ・メモリー・アット・オンオン・ホテル』
1泊料金:763B(≒2,594円)
このホテルこそが映画『ザ・ビーチ』の撮影で使われ、ディカプリオ演じる主人公リチャードが宿泊していたホテル。
劇中ではカオサン通りにある設定のホテルだったが、実際にはプーケットに存在する。
そして映画の中では物凄く汚れた部屋が登場するが、実際には2012年にリニューアルされて物凄く綺麗になっている。
チェックイン時には、紅茶と生キャラメルでおもてなしを受ける。
コップンカッ。
いざ入室。
この値段でこのクオリティのホテルに宿泊できるなんて、そりゃ観光客がわんさか訪れるわけです。
我々の部屋は216号室。
ディカプリオ演じるリチャードが宿泊していたのは204号室。
しっかりとボーイにも確認いたしました。
2階にある綺麗な空間。
204号室。
夕食をとりにプーケットの名物ナイトマーケットへ。
賑わっているけれど、バンコクとは違って品のあるお祭り騒ぎ。
カオサン通りとは違いバックパッカーは少なく、観光客は多いが、地元の方も多い。
キャッチーもなく、ボッタクリもいない。
カラフルな街並みが綺麗。
パッションフルーツジュース 20B(≒68円)を購入。
甘いと思っていたら、すっぱぁぁぁぁ~い。
タイのバービー人形。
屋台や雑貨屋さんがたくさん並ぶ。
でっかいお煎餅が。
友人が購入。
しょっぱい日本の煎餅を想像していたら、ほんのり甘い胡椒が効いたお煎餅。
お腹が減っていたのでこちらを購入。
豚の唐揚げ、チリソースを添えて
50B(≒170円)
ソースが辛すぎる。
味が分からなくなるくらい辛い。
これだけではお腹がいっぱいにならないので、
ポークライス 45B(≒153円) を購入。
パクチーが入りすぎてあの苦手な独特の味。
パクチーさんには申し訳ありませんが、取り除いてライスとポークだけを食べる。
通りにはあちこちで音楽を奏でる人々がいる。
その中でも学生集団は「恋するフォーチューンクッキー」を弾いていた。
バンコクには正式なAKBグループであるBNK48が活動しているため、AKB48もタイでは知られている。
色鮮やかな石鹸。
日が暮れてくると、灯りがいい雰囲気。
看板ネコ。
カラフルな綿あめ。
子供たちのパフォーマンス。
美味そう。
グレープシャーベットドリンク
20B(≒68円)
モヤモヤタートルドール
気にいったので小さいのを1匹飼うことに。
プーケットに潜む森の妖精
モヤモヤおばさん像。
ジャパニーズおもちゃがいっぱい。
ナイトマーケットを出た帰り際に絵画ショップが。
いつかチェンマイに行って、観光客慣れしていない首長族に会いに行かなくては!
ホテルにカムバック。
マーケットで買った使い捨てサンダル。
サンダルが必要なところ、そう、いよいよ明日はついに…!