『ペギー・スーの結婚』(1986)~ケイジの顔面だけタイムトラベル~

映画を見れば誰かと共有して話したくなる。
しかし話す人がいない。
そんな映画愛好家は世界中に山ほどいることだろう。
私もその一人。
そこで私は独自の感想をネタバレ含んでただただ長々と述べる自己満駄話映画コーナーを創設した。
お役に立つ情報は一切なし!
しかし最後まで読めばきっとその映画を見たくなることでしょう。
さぁ集まれ映画好きよ!

今宵の映画は…
NJ
NJ

タイムトラベルしたら同じ人生を歩む自信がありません

ペギー・スーの結婚

原題
Peggy Sue Got Married
公開
1986年
製作国
アメリカ合衆国
製作
ポール・R・グリアン
監督
フランシス・フォード・コッポラ
『ゴッドファーザー』(1972)
脚本
ジェリー・レイクトリング
アーレン・サーナー
出演
キャスリーン・ターナー
『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』(1984)
『シリアル・ママ』(1994)
ニコラス・ケイジ
編集
バリー・マルキン
音楽
ジョン・バリー
撮影
ジョーダン・クローネンウェス
『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』(1980)
『ブレードランナー』(1982)
Sponsored Links
>

一言粗筋

高校生の時に出会ったケイジとの離婚を考える嫁が高校時代にタイムスリップして人生を悩む物語

ほのぼの感想あるいは解説

1986年10月に公開されたフランシス・フォード・コッポラ監督の本作。

前年にはタイムスリップもので大ヒットした名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が公開された。

それに触発されたのだろうか。

主人公ペギー・スーを演じるのはキャスリーン・ターナー

冒険活劇『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』(1984)と続編『ナイルの宝石』(1985)でマイケル・ダグラスの相棒を演じた。

前者ではゴールデングローブ賞主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) を受賞し、翌年の『女と男の名誉』でも同賞を受賞して名をあげた女優。

ペギー・スーの夫役にはニコラス・ケイジを抜擢。

彼の本名はニコラス・キム・コッポラ

そう、彼はコッポラの実の甥っ子だ。

また、タイムスリップ先のペギー・スーの妹役に、コッポラ監督の娘ソフィア・コッポラが出演している。

現在夫のニコラス・ケイジと別居中で離婚を検討しているペギー・スー。

そんな中、高校の同窓会が開催されることに。

夫とは高校時代の同級生。

娘が久しぶりに父親に会いたいということもあって仕方なく出向くことになる。

1960年のケイジとペギー・スーはプロムクイーンとキング。

同窓会にて再び舞台にあげられる。

突如目まいがして気絶するペギー・スー。

同窓会にて初登場するケイジがファンキーすぎて吹きました。

現在の設定は1985年

1960年に高校生ならば、現在43歳

老けすぎでは?

そんなに苦労したのかね。

タイムスリップ先のさらにファンキーなケイジにも笑ってしまった。

なぜならペギー・スーを演じるキャスリーン・ターナーは、1985年時に特に老けメイクもしていなければ1960年時に若返ることなくそのままの姿。

しかし彼女の周りの人にはどうやら当時の姿に見えているらしく、何ら違和感なく接してくる。

当時のキャスリーン・ターナーの実年齢は32歳(1986年時)。

一方ニコラス・ケイジの実年齢は22歳(1986年時)。

10個も違うではないか。

22歳老けメイクをして43歳を演じさせる。

一方32歳若返りメイクなしで18歳を演じさせる。

していたらすみません。

まったくヘビーなタイムトラベル映画だ。(未来ではそんなに重力が関係してるのか!と、ドク)

さらに気になるのがニコラス・ケイジの異様に高い声。

『きっと忘れない』(1994)ジョー・ペシの声が、ヘリウムを吸ったのではと思うくらいに異常に高い声だったのを思い出した。

彼の場合、元々高いのにさらに高いのである。

慣れるまで集中して見ることができなかった。

このケイジのキャラクターの声は、1956年から1969年まで放送されていたクレーンアニメ『The Gumby Show』の主人公ガンビーの相棒の馬のポーキーに基づいている。

しかしコッポラ監督とプロデューサーたちはそのケイジの出す声を嫌い、彼はクビになりかけた。

それでもケイジはコッポラを納得させてその声を通すことができたという。(参照:IMDb)

なぜケイジがそのポーキーの声マネを参考にしたのかは、2020年の現在も判明していないミステリーである。

本作には当時24歳の今では大スターのジム・キャリーが脇役で出演している。

ジム・キャリーもまた、1986年時と1960年時の容姿が変わらない。

つまりケイジだけがしっかりタイムトラベルする大変奇妙な映画である。

まさにケイジ・トラベル。旅行会社みたいになりました。

略式はKGTでいかがでしょうか。

いや、考えようによってはケイジ以外がタイムトラベルしていて、ケイジだけが通常通り人生を歩んでいるようにも思える。

ややこしい。

つまりケイジの顔面はタイムトラベルしていないということか。

まぁ、ややこしいからさせておこう。

ペギー・スーは今の自分のまま過去に行ってしまうので、やはり同じ人生を歩むか悩むわけです。

なぜならケイジと離婚危機に陥るから。

同じ状況下なら、誰もが違う人生を歩むかもしれない。

私なら当時好きだった人にアタックするでしょう。

高校卒業後は東京で一人暮らしを選ぶでしょう。

自分ならどうするかを考える楽しみがタイムトラベル映画にはある。

私が女性ならケイジは選ばない。

当時はファンキーでイケていても今は干からびた過去の遺物。

愛した人のそんな姿は見たくはない。

何度も言うように、だってまだ43歳だぜ?

そんな中、やはりペギー・スーも過去を書き換えてしまう。

詩人めいた青年と恋仲になっちゃうんですね。

このままじゃ娘が生まれないよ…。

こういう時に子供がすでにいると過去を変える選択肢は考えられないので、きっと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』マーティ・マクフライのように必死に行動するでしょう。

彼の場合、両親をくっつけようとしたら、母親が自分の方に気が向いてしまうという危険で気持ちの悪いことになってしまったのですが。

それが原因でディズニーに映画化を持ち込んで断られた経緯もあります。

本作の場合、自分と将来の旦那を再び結びつけなければならない。

最終ゴールが決まっているゲームみたいな恋ですね。

それだけを達成すればいいのではなく、過去の時間軸で余計なことをできないのがタイムトラベルのやっかいなところ。

少しでも本来の時間軸での過去と違えば、その少しのずれがタイムパラドックスを生み出し、宇宙の破滅を招きかねない。

ややこしい。

過去なんて行きたくないですね。

確実に未来が変わる。

そんなこんなでペギー・スーは真実の愛を取り戻し、気付けば現在に戻っていた。

それにしてもせっかく不安要素が無くなって現在に戻ってきたのに、

ケイジはそのままじゃないか!

なるほど!全て本当にただの夢だったのか…。

残念ながらその証として43歳で妙に元気のなさすぎるケイジが再登場。

あれ?初登場の同窓会ではファンキーでパワフルに見えたのだが。

ん?過去が変わったのか?

変わったのはケイジの体調だけ?

詩人の青年との恋を挟んだのが間違いだったのか。

ケイジ、嫉妬してるのかな?

25年も前のことなんて忘れようぜケイジ。

一言教訓

そんなにうまくはいかないのが現実であるが、見つめ直すことがいつでもできるのは現在でしかない

明日自慢できるトリビア

ペギー・スーとチャーリーの娘を演じたヘレン・ハントは、母役のキャスリーン・ターナーよりも9歳年下で、父役のニコラス・ケイジよりも1歳上である。

参照サイト: IMDb 

魅惑の深海コーナー

年齢に合ったキャスリーン・ターナーの映画

『シリアル・ママ』(1994)

夫と2人の子供を持つ家では立派な優しい主婦として。

外ではムカつく奴らを迷わず殺し続ける。

お下品映画を愛してやまないジョン・ウォーターズ監督が、キャスリーン・ターナーを見事にハマらせたコメディ映画。

ナイフを片手に爆走する40歳(1994年当時)のターナー。

スポンサードリンク

タイトルとURLをコピーしました