『クワイエット・プレイス』(2018)~予告A級、本編B級~

映画を見れば誰かと共有して話したくなる。
しかし話す人がいない。
そんな映画愛好家は世界中に山ほどいることだろう。
私もその一人。
そこで私は独自の感想をネタバレ含んでただただ長々と述べる自己満駄話映画コーナーを創設した。
お役に立つ情報は一切なし!
しかし最後まで読めばきっとその映画を見たくなることでしょう。
さぁ集まれ映画好きよ!
世界中が映画を好きになぁれ~♪
今宵の映画は…
NJ
NJ

近所迷惑はやめましょう。騒音被害に悩む方々へこの映画を捧げます

クワイエット・プレイス
原題
A Quiet Place
公開
2018年
製作国
アメリカ
監督
ジョン・クラシンスキー
出演
ジョン・クラシンスキー
『The Office』 (2005-2013)
エミリー・ブラント
『プラダを着た悪魔(2006)』『オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014)』
『ボーダーライン(2015)』
ノア・ジュプ
『ワンダー 君は太陽(2017)』
脚本
ブライアン・ウッズ
スコット・ベック
ジョン・クラシンスキー
原作
ブライアン・ウッズ
スコット・ベック
音楽
マルコ・ベルトラミ
『アイ、ロボット(2004)』『ワールド・ウォーZ(2013)』『ヘルボーイ(2004)』
撮影
シャーロット・ブルース・クリステンセン
『偽りなき者(2012)』
一言あらすじ
どーもこんにちは、音を立てたから襲いに来ました。
ほのぼの感想&解説
おかしいぞ、クレジットにM・ナイト・シャマランの名前がない…。
その通り、本作はまるで迷作『サイン(2002)』を彷彿とさせるのだ。
家族が住むのは両者とも同じく農場
本作の登場人物の一人に難聴の女の子が出てきて私は思った。
きっと劇中に出てくるエイリアンが彼女の耳の中に指を入れ、
謎の成分を含んだ液体を噴射し耳が聴こえるようになるのだろうと。
そう、『サイン』で終盤に喘息持ちの男の子がされたような展開を。
だが違った。彼女は自分の障害を武器にエイリアンと真っ向から勝負するのである。
素晴らしい。

もう一本連想した映画がある。

『トレマーズ』(1990)だ。
こちらは間違いのない名作である。
もちろんシャマラニストである私は『サイン』が大好きだ。
振動を感知したモグラのような巨大生物が人を襲うパニック映画
というのがおおまかなあらすじ。

襲ってくる物体の造形は違えど、設定は本作と同じである。

この2作からわかるようにこれは予告で感じた

『ドント・ブリーズ』(2016)『イット・フォローズ』(2014)
のような緩さのない展開が続くテイストのホラー映画ではないのだ。
つまりはB級映画ということ。
この予期せぬ裏切りは嬉しい誤算。
ホラー映画でよくあるのが、予告の方がよかったという失望を味わうタイプ。
しかしこちらは、予告と本編の2度味を変えて楽しむことができる珍しいタイプの映画。
ただしB級として収めておくのが勿体ないくらいのプロットなので、
脚色を加えたA級完全ホラーバージョンも作っていただきたい気持ちもある。
本作で一番恐怖の肝が、音を立てたら何かが襲ってくるということ。
しかしどのくらいの音量で奴らは襲ってくるのか。
劇中からわかるのは、呼吸音は聴こえないみたいだ。
呼吸音は10デシベルで無音に近い。
まぁそれが聴こえてしまったら映画が成り立たないので奴らも演出家の一員なのである。
小さな虫の動く音とか聴こえていたら奴らも疲れ果ててしまう。
現実世界で呼吸音は無音なのに何故劇中でハッキリと聴こえさせてしまうのか。
映画館の大きなスクリーンだと尚更大音量。
無音の方がこの映画の筋に合っているし、主人公らとともに恐怖を分かち合えるのに。
そしてそれにより緊張感が増す。
そんなに呼吸音大きかったら奴らに聴こえるよと心配になる。
そのシーンでこれは映画なんだなと現実世界へと引き戻されてしまう。
残念。
あとBGMの一切必要ない。
無音という名のこの上ないBGMがあるのに。
過剰な音もただただビックリして興ざめ。
女の子が草むらから級に腕をだしてきて、男の子の腕をグッとつかむシーン。
あんなに音ならないだろうが!
ただ脅かす演出はこの映画に要らない。
もうサイレント映画でもいい。
『マッドマックス:怒りのデス・ロード』(2015)モノクロver.があったように
本作ではサイレントver.をぜひお願いしたい。
それにしても奴ら地球に勝手にやってきて耳障りな音が聴こえたら抹殺するって
そんな自分勝手な常識が通じていいわけがない。
そんなに耳がいいのなら別のことにもっと活かして社会、
いや地球貢献をしていただきたい。
すごいクォリティの高い補聴器の開発とかさ。
まとめ
良いところもたくさんあった。
釘が突き刺さるシーンとか痛々しくてよかったよ。
バスタブ出産でのエミリー・ブラントの演技。
冒頭のつかみ。
奴らの造形も好き。
海外ドラマ『ストレンジャー・シングス』のデモゴルゴンや
『バイオハザード』のリッカーみたいで。
楽しい楽しいホラー映画でした。
一言豆知識

世界興収3億3260万ドルの大ヒットを飛ばしている本作は、2020年5月15日に続編が全米公開することが決定している。
あの終わり方からだと、どうしても死霊のはらわた:キャプテンスーパーマーケット』
(1992)のような展開を期待してしまう。

難聴のリーガン役のミリセント・シモンズは実際に聴覚障害を患っている。

監督、主演のジョン・クラシンスキーと主演のエミリー・ブラントは実際の夫婦。

参照サイト: IMDb
一言教訓
音に敏感な方に地球の暮らしは向かない。

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