ミャンマー
~我、秘境に来たりし旅~
3日目Part4
あっ裸足NGなんで結構です
旅の目的
未だ開発途上の地域の多いミャンマー。
この国には“秘境”とされる地が多い。
そんな未知なる大地に足跡を残そうではないか。
オールドバガンにて遺跡めぐりスタート。
タイのアユタヤを思い出しますね。
馬車をチャーターしてゆったりと周るのも一つの観光手段らしいのですが、座るところに日差しがガーン刺さってますよ。
めちゃくちゃ暑いです。
軽く40度超えてます。
帽子とサングラスとタオルと日焼け止めはしっかりとすることねぇ~。
そうしなきゃ、ズバリ言うわよ。
アンタ死ぬね。
遺跡巡りはタイムスリップしたような気分に浸れるからいいねぇ~。
人形吊るされてますね。
ユニークな顔がいっぱいいますね。
いやーん。
『黄金王宮と王宮考古博物館』
バガン朝の建物を再現した黄金に輝く宮殿は、5年がかりの工事の末にタラバー門のすぐそばに2008年1月に完成。
王族のレセプションに使われたピィンサパタダ・ホールを中心に、外国の大使のレセプションやさまざまな儀式に使われた3つのホールなどがある。
メイン通りのはす向かいには、アノーヤター王とチャンスィッター王時代の王宮跡がある。
(引用:地球の歩き方)
さらに、建物は綺麗だが見どころは少ないと書かれている。
入場の際は、カメラや荷物はロッカーに預けなければならない。
館内でのカメラによる撮影は禁止だが、スマホの持ち込み撮影は許されている。
無料なら入ろうと思ったが、
5,000チャット(≒400円)が必要とのことなので入らず。
『ピタカタイ』
バガン朝のアノーヤター王はタトォン国を征服した際、さまざまな文物をバガンに持ち帰った。
その中に、30頭の象に引かせて運んできた仏典があったが、その象たちがこの場所で止まってしまい、動こうとしなかった。
そこで仏典を収容すべく象が止まってしまった場所に建てられたのがピタカタイだ。
創建は1058年で、その後1783年にアマラプラ(コンバウン朝)の王ボードーパヤーが修復した。
その際に、5層になっている屋根の縁にそれぞれ伝統的なビルマ風の装飾が施した。
(参照:地球の歩き方)
日陰もない道を歩いていると友人がタクシーに乗ろうと提案してきたが、
ここまで来て遺跡群を歩かないなんて損ではないか。
そりゃとんでもない暑さですよ。
肌が痛いくらいに。
しかし帰国後に思い出すのは暑さなんかよりもここを歩いた風景。
我慢して得られるものがあるのなら我慢する。
我慢しても得られないものもあるが我慢しなければわからない。
忍耐力と精神力を武器に遺跡を周る。弱音吐くべからず。
入りたいが、バガンでは全ての仏塔に上ることが禁止されている。
2016年までは上れるのもあったのだが、仏塔を荒らしてしまうマナーの悪い観光客がいたり、転落事故も起こったので禁止となった。
タイのアユタヤもそうならないことを願います。
やはり上から内部に入れるのは冒険心が満たされるし、そこから見る風景も気持ちがいい。
それにしても何千年という歴史を生き抜いてきて、アホな現代人によって破壊されていくのは皮肉ですね。
ようやく村に辿り着いた。
マネキンが怖い。
『タビィニュ寺院』
1144年、アラウンスィードゥー王によって建てられた美しい寺院。
61mの高さを誇る、バガンで最も高い寺院。
「タビィニュ」とは全知者を指し、仏陀を意味する。
1階には金で覆われた仏像が鎮座している。
あっ、ここも裸足なのね。
ポッパ山でウェットティッシュ等大量消費してしまった。
今日は宿泊せずに夜行バスなので、できるだけ足を汚さない方がいい。
ここから外から堪能し、中には入らないスタンスをとることに。
遺跡巡りに満足したので帰っていたところ、
途中にあった遺跡の階段のところで何人かが物を売っていた。
ということは観光地なのか、興味に惹かれて階段を登りながら物色。
売り物の上にライター置いちゃってますけども。
階段を上がり奥に進むと、おばちゃんが英語でこう言った。
ん?上れるの?
禁止されてるんじゃなかったっけ?
階段の手前を見下ろすと、たしかに脱いだと思われる靴が何足も置かれている。
地元民を信用するしない関係なく私の答えは決まっていた。
NJ
NJ
水着NGの清純派女優よりもやっかいな裸足NGの一般男性であった。
そもそも上っていたら金を請求されていた気もしなくもない。
どうせ上る時には何も言わず、降りた時に請求してくるパターンだ。
私は良い話をしてくる初めて会った人は信用しません。
人を騙して金をとるやつほどクズなやつはいない。
ジョニーみたいなのは許したもう。
お墓のように所狭しと仏塔がありますね。
ライトアップの電球もついてるんですね。
来た道を戻り、オールドバガンのメインゲートであるタラバー門を抜ける。
そろそろ座って休憩をしたいのでカフェを探していると、少し歩いたところにカフェ&レストランがありました。
『ロイヤル・マンダレイ』
ポッパ山帰りに食べた
恐怖のハエカレーのせいで、我々は屋外ではなく屋内のお店を探していた。
しかしここは屋外。
お店手前から覗くと、店員さんと目が合ってしまい近づいてきたため、即座に退却。
あとからGoogle Mapで見ると、綺麗に盛り付けられた美味しそうな料理の写真が掲載されており、かつかなり評価の高い1流レストランでした。
ここならハエが近寄らない木とか植えてそうだったなぁ。
でも僕にはおばあちゃんの団扇の方が合っています。
ATMあるんですね。
お馬さん暑くないのかなぁ。
何この
マッドマックスな車!
おやすみなさい。
あそこ以外に辺りにはレストランもないため、
昨日夕食を済ませたニャンウータウンに向かうことに決めた。
オールドバガンからニャンウータウンまでトゥクトゥクで5,000チャット(≒400円)。
涼しいよね~。
降りたらそこはハリウッド。
昨日の夕食をとったとこの隣のレストランに入る。
昨晩は大変賑わっていたが、夕暮れ前は誰も人がいない。
わたくしはお腹は減っていなかったのでドリンクのみを注文。
NJ
NJ
NJ
NJ
NJ
メニューを見て指をさすNoNo姉さん。
残ったチョイスは「パイナップル」、「アボカド」、「パパイヤ」。
少ないね。
なるほど、私がことごとく外すから苦笑いされたのね。
パイナップルジュース
1,500チャット(≒120円)
搾りたてではあるが、昨晩のには敵わない。
友人は
チャーハンを注文。
この人チャーハンばっか食べてやんの。
といいつつ、つまみ食いさせてもらうと美味しいんだなぁ。
チャーハンにハズレはありませぬ。
付け合せで出てきた玉ねぎにかかっていたチリソースが辛いこと辛いこと。
でもクセになる。
ドリンクをおかわりせねば。
パパイヤジュース
1,500チャット(≒120円)
あま~~~い。
砂糖っぽい甘さ。
16時45分
しばらくレストランでゆったりと身体を休めていると眠気がどしっと襲ってきました。
これは夜行バスでよく眠れそうです。
それにしても靴が砂で汚れている。
裸足で履いていたので足も砂まみれ。
都合がいいことに、レストランをすぐ出たところにある隅っこからバシャーンと水が活気づいている音が聞こえた。
行ってみると、地元民なのか従業員なのか3人ほどが、水の溜まった4人くらい浸かれそうなそこそこ大きな貯水槽から水をくみ、身体を洗っていた。
側に服も干してあることから、洗濯もここで行っているのだろう。
完全アウェーな私だったが、日常的風景にお邪魔して足だけ洗っていいか尋ねる。
快諾してくれたので洗う。
靴を履いたまま上から水をかける。
座っていた少年らがえっ?という目で見ている。
えへへ、少年たちよ、私の靴はウォーターシューズなのだよ。
だから気にせず洗えるのです。
洗い終わり、その場を後にする。
靴の中もビチョビチョなのでこの暑さにはちょうどよい。
しかしこの時点では靴の性能のよさに調子に乗っていたが、
ヤンゴンに着くころには私の靴は悪臭を放っており、足も臭いこと臭いこと。
自分の足とは思えなかったね。
いわゆる生乾きの匂い。
少年たちに笑われる。
ニャンウーからトゥクトゥクでオールドバガンのタラバー門に戻る。
5,000チャット(≒400円)
行きも帰りも全て同じ値段なので、一律で決められてるんでしょうね。
ボッタクリジョニーが恋しい。
再びバガンの夕日に出会えてなんだかいい感じ。
バガン好きだなぁ。
観光地なのに騒々しくないので落ち着くねぇ。
そういえばニャンウーのお店がある通りも夜なのに騒いでる人がいなくて静かだったなぁ。
バガンはいつまでもこうであって欲しい。
ホテルに戻ります。
タクシーにはスイカが積まれていました。
スイカちゃん元気かなぁ?
癒しの夕日。
沈まないで。
沈んじゃやーよ。
ホテル到着。
帰りも5,000チャット(≒400円)。
帰り道、線路が見えたのでホテル到着後歩いて散策することに。
昨晩は漆黒の闇で全く周辺が見えなかったから気付かなかったんだなぁ。
なんかずっと「バイバイバイバイ」言ってんなぁと思ったらこの子らか。
こっちにずっと手を振ってくれていたのに気付きませんでした。姉弟?手を振っている最中にお母さんらしき人に力づくで引きずりながら連れていかれて笑った。
「あんな人に手を振ったらいけません!」
そう言われたんだろうか。
いつの時だったかの生放送のテレビ番組『Hey! Hey! Hey!』で、当時未成年の消臭力ミゲル君が、法律上テレビに出られる時間ギリギリになったので、スタッフに力づくで抱っこされて強制的に画面外に追いやられたのを思い出した。
ホテルのロビーに戻り、バスが来るまで休憩&寝る支度。
バスが来た。
バガンともお別れ。
今思うとこの写真の歪みが私の胃の歪みを表していたんだなぁ。
『トワイライト・ゾーン』に足を踏み入れてしまうとは。
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