映画紀行
NJ
より映画と音楽に幅広く精通しているほど楽しめます
デッドプール2
原題
Deadpool2
公開
2018年
製作国
アメリカ
監督
デヴィッド・リーチ
『アトミック・ブロンド(2017)』
出演
ライアン・レイノルズ
『グリーン・ランタン(2011)』
ジョシュ・ブローリン
『ノーカントリー(2007)』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)』
脚本
レット・リース
『デッドプール(2016)』『ゾンビランド(2009)』
ポール・ワーニック
『デッドプール(2016)』『ゾンビランド(2009)』
ライアン・レイノルズ
撮影
ジョナサン・セラ
『マックス・ペイン(2008)』『トランスフォーマー/最後の騎士王』
『アトミック・ブロンド(2017)』
一言あらすじ
後に世界を崩壊に導く少年の抹殺を未来から来た男が試みるもデップーに阻止される物語。
ほのぼの感想&解説
『ターミネーター2』かよ!
2作目映画の大傑作を大胆にパロディ。
ジョシュ・ブローリン演じるケーブル。
目が光り左腕はメカである。
そして未来からやってきた。
まさにターミネーター。
ダークサイドに堕ちたジョン・コナーのような男の子が登場。
能力はお馴染みのファイヤー。
髪型もエドワード・ファーロング風。
現在のファーロングは皆様ご存知の通り大きくなってやつれています。太ってる子を選んだのは恐らくT2の時とは真逆のダークサイドのジョン・コナーを表したかったのかな。まあジョンの立場になって考えてみようではないか。
未来からやってきたロボットに突然
「未来で君は人類の救世主になっている」なんて言われたら、
良くも悪くもどんなことをしたって救世主になれるのだと解釈して、
だったら何もしなくても同じだというなまけの道を選ぶに違いない。
その結果が『ターミネーター3』(2003)のジョン・コナーだと私は思う。
だからこれから未来から来る予定のある方に伝えておきたい。
これから生まれてくる将来有望の子のためにも、
安易に未来を予測しないでいただきたい。
アナキン・スカイウォーカー坊やだって、
“君は銀河に平和と秩序をもたらす”とかいうオジサンたちの戯言と期待を押し付けられ、
プレッシャーとストレスにより被害妄想が激しくなりダークサイドに落ちたではないか。
いくつか考えられる2作目の法則
・とにかく爆発を増やす(アクション映画の場合)
予算が増えたらド派手な演出をしたくなるのが人間のメカニズム。
『ターミネーター2』
『トランスフォーマー』
・前作とは設定を逆にする。
悪かったキャラクターを善に。
『ターミネーター2』
ハッピーエンドをバッドエンドに。
『スターウォーズ/エピソード5:帝国の逆襲』
・上映時間を長くする。
前作がヒットしたために製作側の許可が下りた。
単に予算増加によりボリューミーになった。
・1作目で死んだと思われた人物が復活。
そういった人物は必ず秘密を抱えているか記憶を失なって登場する。
『キングスマン:ゴールデン・サークル』
・3作目もまとめて作っちゃう。
自信の表れ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3』
・打ち切り。
諸事情によるもの。
『アメイジング・スパイダーマン2』
今回も大暴れなデップー
前作同様ウルヴァリンとヒュー・ジャックマンに対しての強いライバル意識が描かれる。
「ピープル誌」が選ぶ“2008年最もセクシーな男”に選ばれたヒュー様。
そして“2010年最もセクシーな男”に選ばれたレイノルズ。
『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009)でも
レイノルズはデッドプールを演じていた。
しかし現在のデッドプールとは真逆で、
お口を縫い合わされ、お得意のお喋りが封じられた無様な姿である。
そしてスターの道を約束されていたはずであったレイノルズのキャリアはあの作品で低迷していくのであった。
最大にコケ、映画史から忘れ去られた
『グリーンランタン』(2011)
私は意外と好きなのですが。
DCもユニバース化されたが、このキャラは今のところでてくる気配なし。
またいつの日か出て来る機会があるのなら、ぜひともレイノルズに演じて頂きたい。
これらの情報を頭に入れて見ると最後にデップーがする行動がめちゃくちゃ笑えます。
デッドプールが中の人ライアン・レイノルズを自虐しまくります。
【X-FORCE】
少年ラッセルを救出するためのチームを組むため、
デップーがメンバーを募集。
すると来たのは変人ばかり。
予告でも登場した、なんの能力もないこのおじさん。
なぜ来たのか。
募集の記事をみて、面白そうだったから。
暇だったから。という理由。
就活の面接もこのくらいの軽さでいいと思う。
ドミノ
自分に幸運をもたらすことのできるという変わった能力を持つミュータント。
意識的にはできないみたいだが、ピンチをかわしていく姿は格好いい。
バニッシャー
なんと演じるのはブラッド・ピット!
透明人間。
そう、ずっと見えないのだ!
しかしある瞬間に一瞬ブラピの顔が映るのであった…。
マット・デイモンもカメオ出演してるらしいが気づかなかった…。
20世紀フォックスがディズニー傘下になったデップー。
今後アベンジャーズとクロスオーバーしそうだが、
デップー個性強すぎて緊張感なくなって余計なことしそう。
最後に手に入れたタイムトラベル装置で、
サノスがガントレットを手に入れる前の時間軸に遡ることもできるだろうけど。
やはりデップーは単体作品で好きに暴れてほしい。
今回ひょっこり出てきて閉店ガラガラしてましたが、
近いうちに本格的にX-MENレギュラー陣と共演しそうではなかろうか。
でもサノスとケーブルのWジョシュ・ブローリンの共演は見てみたい。
一言教訓
失敗した過去を笑いにできる者こそが強気者