『白い肌の異常な夜』(1971)~中途半端な愛は破滅を招く~

サスペンス
出典:IMDb
映画を見れば誰かと共有して話したくなる。
しかし話す人がいない。
そんな映画愛好家は世界中に山ほどいることだろう。
私もその一人。
そこで私は独自の感想をネタバレ含んでただただ長々と述べる自己満駄話映画コーナーを創設した。
お役に立つ情報は一切なし!
しかし最後まで読めばきっとその映画を見たくなることでしょう。
さぁ集まれ映画好きよ!

今宵の映画は…
NJ
NJ

女性は怖いよ

出典:IMDb

白い肌の異常な夜

原題
The Beguiled
公開
1971年
製作国
アメリカ合衆国
製作
ドン・シーゲル
原作
トーマス・カリナン
監督
ドン・シーゲル
『ダーティハリー』(1971)
『突破口!』(1973)
『アルカトラズからの脱出』(1979)
脚本
ジョン・B・シェリー
グライムス・グライス
出演
クリント・イーストウッド
ジェラルディン・ペイジ
エリザベス・ハートマン
ジョー・アン・ハリス
編集
カール・パインジター
『ダーティ・ハリー』(1971)
『恐怖のメロディ』(1971)
音楽
ラロ・シフリン
『暴力脱獄』(1967)
『ブリット』(1968)
『ダーティ・ハリー』(1971)
『燃えよドラゴン』(1973)
『ラッシュアワー』(1998)
撮影
ブルース・サーティース
『ダーティハリー』(1971)
『恐怖のメロディ』(1971)
『猿の惑星・征服』(1972)
『アルカトラズからの脱出』(1979)
『ダーティハリー4』(1983)
『卒業白書』(1983)
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一言粗筋

負傷した北軍兵が南部の女学園で股間を休養する物語

ほのぼの感想あるいは解説

『ダーティハリー』(1971)ドン・シーゲル監督が、同じ年にそれよりも少し先に公開したのが本作。

また、1971年にはクリント・イーストウッドが『恐怖のメロディ』で監督デビューを果たす。

この作品にはシーゲルも友情出演している。

彼らの初めてのタッグ作品は1968年『マンハッタン無宿』

次が1970年『真昼の死闘』

そして彼らの最後の作品は1979年に公開された『アルカトラズからの脱出』

ちなみにそれより先に、イーストウッドは『ダーティハリー3』(1976)にてアルカトラズで撮影している。

3作目は、“ハリー・キャラハンってこういうキャラなんだろ?これをしとけばダーティハリーになるんだろ?”的な少しずれた勢いを感じる雑で荒っぽさが全面に出ている作品。

それを感じてか、続編『ダーティハリー4』(1983)でイーストウッドは自身で監督を務めている。

その結果シリーズで1番の大ヒットとなった。

この4作目は『白い肌の異常な夜』にも通ずる、気になった女性にすぐに手を出してしまう展開である。

そしてイーストウッドは、劇中で重要人物となる女性を演じたソンドラ・ロックと撮影当時交際していた。

彼らは1976年に公開されたイーストウッド監督兼主演の『アウトロー』での共演を機に交際。

翌年、イーストウッドが監督兼主演を務めた『ガントレット』(1977)でヒロインを務めた。

さらに1978年『ダーティファイター』にて二人で主役を演じる。

1980年の続編『ダーティファイター 燃えよ鉄拳』でも仲良く共演。

交際は12年ほど続いた。

自分の女を映画に出して、映画の中でも自分とイチャつかせちゃうのがイーストウッド。

イーストウッドと師弟関係であった監督のドン・シーゲルは、自身の作品の中で『白い肌の異常な夜』が最も気にいっている。

本作のお話に戻しましょう。

南北戦争下、南部で負傷していた北軍兵士を見つけた女の子が彼を助ける。

視聴者はここでの突然の行為に唖然とするだろう。

イーストウッドが女の子の口にキスをするのだ。

近くを南軍兵が通り、騒ぎ始めた女の子を静かにさせるために口封じとしてしたのかはわからないが、女の子の反応も特になかったので奇妙なオープニングになっている。

普通、ドロドロに汚れた敵軍の兵士にそんなことされたら恐怖ですよ。

イーストウッドでなかったらただの変態おじさんですよ。

イーストウッドが連れてこられた先はなんと女学園。

彼にとってはパラダイス。

ここで怪我が回復するまで休養となる。

まずは一人目。

甘い言葉で誘う。

戸惑いながらも惹かれる先生。

2人目は女性が積極的。

1人目がいるので今度はイーストウッドが戸惑う番。

といっても性欲には勝てないイーストウッド。

運悪いことに1人目に発見されてしまい3角関係に。

ちなみに2人目を演じた女優ジョー・アン・ハリスとイーストウッドは本作の撮影後に交際へと発展している。

この映画、彼のお見合い状態。

言わんこっちゃない。

2人目が夜這いを行い、その最中を1人目に発見されて慌ててベッドから飛び出たイーストウッドが彼女をなだめようとした瞬間、彼女に階段を突き落とされてしまう。

螺旋階段を転げ落ちるイーストウッド。

脚の骨を折ってしまった。

そして気絶。

学園長がイーストウッドの足を切断することを即決。

『ミザリー』(1997)のおばちゃんを彷彿とさせる。

自分の思い通りにならないと物理的に攻撃してくる人は怖いですね。

実はこの女!

実の兄と近親相姦していたヤバイ女!

そして彼女もまたイーストウッドの女であった。

3人目は若い2人に取られ悔しかったのだ。

目覚めたイーストウッドは自分の足がないことに気づき発狂する。

クソビッチどもめ!

人間が変わったように暴言を浴びせまくるイーストウッド。

彼を最初に救ってくれた女の子の飼っている亀を投げ飛ばして殺す始末。

純粋に好意を寄せていたイーストウッドに裏切られた女の子は怒る。

子供を敵に回してはいけない。

もう後戻りはできないほどに泥沼と化した女学園。

そもそもこんなところに男が入ってはならなかった。

欲望にまみれたカオス学園。

イーストウッドの怒りは収まらず、お前らは俺の女だから好きなように扱ってやるとめちゃくちゃなことを言い始める。

もはやここには置いておけない危険な男クリント・イーストウッド。

満場一致で毒キノコを食卓に出してイーストウッドを殺す結論に至った女たち。

キノコを集めるのは亀を殺された女の子。

自分が助けた男は自分が始末をつける。

その時が来た。

最後の晩餐に現れた笑顔のイーストウッド。

なんと、怒りが収まり平常心を取り戻していたのだ。

そして明日出ていくことにしたというではないか。

1人目の女と共に。

まさかの展開。

しかし時すでに遅し。

その時にはすでにキノコを食していた。

女学園に死す。

自身の性活を満たすため、子供からお婆ちゃんにまで手を出し、全世代を網羅した男には当然の報いかもしれない。

局部を切り落とされなかったことだけでも感謝すべき。

一言教訓

ひとつ屋根の下に住む女性陣を愛して待つのは死のみ

明日自慢できるトリビア

イーストウッドの足を切断するシーンで使用された作り物の足は、その後テレビドラマシリーズ『600万ドルの男』(1974)のオープニングで使い回されている。

参照サイト: IMDb 

魅惑の深海コーナー

リメイク版

本作のリメイク版『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』2017年に公開されました。

本家がイーストウッド中心に話が進む中、リメイク版は女性中心で進んでいく。

これは女性のソフィア・コッポラが監督だから。

女性側の視点になるのだから見え方も当然変わってくるのだろう、とリメイクの意義を感じて期待して鑑賞したが、特別な違いは発見できず、かつ本家と比べてかなり展開を端折っているため内容が薄っぺらいのは否めない。

イーストウッドに代わり主人公を演じたのは華麗なる眉毛俳優コリン・ファレル

この人リメイク作品で主演を務めることが多い。

ドラマ版を映画化した『マイアミ・バイス』(2006)、傑作ヴァンパイアコメディのリメイク『フライトナイト/恐怖の夜』(2011)、ヴァーホーベンとシュワちゃんの大傑作のリメイク『トータル・リコール』(2012)

個人的に『マイアミ・バイス』を除いて、後者2作品は本家とは少し違った内容で十分に楽しめてリメイク映画としての意義が感じられた。

『白い肌の異常な愛』のリメイクはというと、真面目に作った忠実なパロディだと思えばそれなりに楽しめるかもしれない。

意外性は全くない。

キャストの豪華さだけだろうか。

残念な要素は他にもあり、陽が当たらない室内のシーンが多いため画面が暗くて見づらいと感じ、部屋の電気を消したがそれでも暗くて見づらかった。

どうやら視聴者側の問題ではなく、映画の問題であった。

照明を雇う予算がなかったのだろうか。

せっかく綺麗な女性陣を集めているのに勿体ない。

私の好きなリメイクはバズ・ラーマン版の『華麗なるギャツビー』(2013)です。

ここまでド派手に魅せてくれる監督も少ないです。

マイケル・ベイとかローランド・エメリッヒとかそういう意味ではありません。

NJ映画日記Vol.6

ここでは最近見た私にとって良くも悪くもそんなに書くほどでもない映画を1つご紹介したりしなかったり。

この記事のタイトル映画とは一切関係性はございませんので悪しからず。

ジャンルくらいは合わせようかと思っています。

ただの筆者の日記です。

さらりと流す程度にご覧いただければ幸いです。


女性は恐ろしいです。

男は性欲剥き出しの生き物。

本能が理性を超えないように気を付けた方がいいですね。

日本映画でも女性が怖い映画がございます。

これはトラウマ級。

見る際はご注意を。

オーディション(1999年)

三池崇史が監督を務めた世界でも評価の高いホラー映画。

私は洋画のホラー映画は大好きなのですが、邦画ホラーは苦手です。

洋画はホラーに関わらず、常にユーモアを忘れず笑いどころを作ってくれる。

しかし邦画ホラーは本気すぎますって。

なに本気で作っちゃってんの!

この映画、途中から雰囲気がガラっと変わりその瞬間に1度再生を止めました。

どこかといいますと、旅行先のベッドシーンですね。

青い色合いの映像が不気味さを増すこと増すこと。

見せすぎないカメラワークが嫌なこと嫌なこと。

次に再生したのは数日後。

最初に見てた時は、夜に電気を消して寝転がりながらイヤホンをしてスマホで見ていました。

そのため当然ながら音が直接耳に伝わってくるわけです。

続きを見始めた時間帯は午後の明るい時間帯。

外からは子供たちのはしゃぐ声が聴こえる。

普段は騒がしくも、今だけは助かる。

これによってセリフが聞こえづらくなる。

不気味さが半減。

今度は電気をつけて離れながらテレビで見ることに。

しかしそれでもドぎついシーンの連続。

ここで思いついた技が、仰いでいた団扇のプラスチックの網々の部分から覗きながら恐る恐る見ること。

それでも怖い。

もうこうなったら携帯電話に頼る。

携帯をいじりながら見る。

このトラウマを中和してくれる次に見る映画を探す。

そして選んだのは我らが千葉真一主演のギャグ映画『直撃! 地獄拳 大逆転』(1974)

ありがとう千葉ちゃん。

千葉ちゃん映画のオーディションに行って千葉ちゃんに抱かれたくなりました。

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