『ゾンビランド:ダブルタップ』(2019)~マーレられたビル・マーレイおじさん伝説~

映画を見れば誰かと共有して話したくなる。
しかし話す人がいない。
そんな映画愛好家は世界中に山ほどいることだろう。
私もその一人。
そこで私は独自の感想をネタバレ含んでただただ長々と述べる自己満駄話映画コーナーを創設した。
お役に立つ情報は一切なし!
しかし最後まで読めばきっとその映画を見たくなることでしょう。
さぁ集まれ映画好きよ!

今宵の映画は…
NJ
NJ

テンポが良すぎて頭スッキリ

ゾンビランド:ダブルタップ

原題
Zombieland: Double Tap
公開
2019年
製作国
アメリカ
監督
ルーベン・フライシャー
『ゾンビランド』(2009)
『ピザボーイ 史上最凶のご注文』(2011)
『ヴェノム』(2018)
出演
ウディ・ハレルソン
ジェシー・アイゼンバーグ
エマ・ストーン
アビゲイル・ブレスリン
脚本
レット・リース
『ゾンビランド』(2009)
『デッドプール』(2016)
『デッドプール2』(2018)
ポール・ワーニック
『ゾンビランド』(2009)
『デッドプール』(2016)
『デッドプール2』(2018)

デヴィッド・キャラハム

『GODZILLA』(2014)
『Wonder Woman 1984』(2020)
編集
クリス・パターソン
『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)
『レディ・プレイヤー1』(2018)
ダーク・ウェスターヴェルト
『ローガン』(2017)
『デッドプール2』(2018)
音楽
デヴィッド・サーディ
『ゾンビランド』(2009)
撮影
チョン・ジョンフン
『イノセント・ガーデン』(2013)

一言粗筋

10年間共に過ごした家族の転換期。

ほのぼの感想&解説

私は、この数時間前に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』エクステンデッド版を鑑賞していました。

劇場公開版にカットされたシーンをお腹いっぱいなくらい追加しているものなのだが、

なんと最後の最後で“トゥインキー”のCMが放送されたのだ。

こりゃたまげました。

と思っていたら、劇中でチャールズ・マンソンがポランスキー宅にやってくるときに乗っていた車も、トゥインキーのワゴンでした。

そのあと鑑賞した『ゾンビランド:ダブルタップ』には、前作に出てきたタラハシーの大好物であるそれは登場しませんでした。出てこないんかい!

以上、不思議な縁を感じた瞬間でした。

前作通り、冒頭からメタリカの曲で始まる。
前作は『For Whom the Bell Tolls』、そして10年ぶりの続編では代表曲『Master Of Puppets』で爽快にゾンビどもを成長した4人がぶっ潰す。
10年もあれば実生活での役者陣の成長っぷりも著しい。

前作では13歳の子供だったアビゲイル・ブレスリン23歳になり、身体つきも大きくなり勇ましくなった。

36歳になった童顔ジェシー・アイゼンバーグは、翌年2010年『ソーシャル・ネットワーク』で主演を務めたことで顔が知られ、その後もお得意の弾丸トークを武器に順調なキャリアを歩んでいる。
現在58歳のウディ・ハレルソンは30年以上変わりない。
一番変化があったのは現在31歳のエマ・ストーンであろう。
2012年には『アメイジング・スパイダーマン』のヒロインに選ばれ、
2014年には『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で数々の賞にノミネートされた。
そして2016年『ラ・ラ・ランド』第89回アカデミー賞主演女優賞を受賞。
2017年『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』で、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネート、2018年には『女王陛下のお気に入り』で、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。

エマさんはおでこを出していた方が可愛くて好きです。

そんな2作目は、ジェシー・アイゼンバーグの弾丸トークどころか、

全員次から次へと会話の弾丸が飛び交って忙しい。

そして展開も登場人物の切り替えの早さが異常で、悲しいことも観客が共感する前に、悲しむ暇もなく次へと進む。

こんなにテンポがいい映画も珍しい。

上映時間も99分なので余計それを感じてしまう。

アクションも大いにあり、細かいことも気にさせない演出も見事。

娯楽作として思う存分楽しめる。

11月クリスマスパーティーをしちゃうタラハシー。

『ゾンビランド』といえば、有名人お宅訪問ですね。

前作では俳優のビル・マーレイん家。

今回はホワイトハウスエルヴィスん家にお邪魔します。

たしかにこんな世紀末を迎えたら、絶対に私もやりますよ。

ディズニーランド人集まりそうだな。

私は飛行機がまだ運行している時期にアメリカに渡って、

ルーカスフィルムジョージ・ルーカスの家に行って、

『スターウォーズ』1977年劇場公開版のフィルムを頂きに行こう。

しかしこれは考える人が多そうだ。

ホワイトハウスは甲子園みたいになってましたね。

なんかコロンバスとタラハシーのそっくりさんも出てくる展開に。

ルーク・ウィルソン(右の俳優)のウディ・ハレルソンのモノマネが見事で感心してしまいました。

しかし二人とも案の定すぐ死にます。

エマ・ストーンに突然の別れを告げられたジェシーは、

ショッピングモールで出会った典型的キューティー・ブロンドと付き合うことにした。

イライラさせられるだろうと思っていたら、意外なことにこのおバカ天然キャラがいい味出してハマってしまった。

こんな状況でもずっとお気楽で能天気な人は得をしますね。

嫌味がないのもよかったですね。

今回73にもルールが増えていることが判明しますが、

せっかくルールに縛られない世界になったのにもかかわらず、

ルールなんて作ってしまうのは、この子を見ているとよりアホらしく感じてしまいますね。

そんなピンクガールを演じているのはゾーイ・ドゥイッチ

彼女の母は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)の主人公マーティの母親ロレインを演じたリー・トンプソン

父は、トンプソンも出演した『恋しくて』(1987)や、『プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角』(1986)ハワード・ドゥイッチ監督である。

話は変わり、本作のゾンビですが、腐ったゾンビらしからぬ進化を始めたようで走って襲ってきます。

『28日後…』(2002)からお馴染みになったタイプのゾンビですね。

そんな追いかけてくるゾンビをジェシー演じるコロンバスは“T-800”と呼んでいます。

もちろん『ターミネーター』(1984)のことです。

ちなみにコロンバスにそっくりなやつは、続編の『ターミネーター2』(1991)が好きなようです。

私が今回最もお気に入りのシーンがあります。

そっくりさんの二人が感染して、エルヴィス・プレスリーが亡くなった邸宅グレイスランドで暴れ回るわけですが、その一連の戦いからの最後に、エマ・ストーン演じるウィチタのそっくりさん的役割の新キャラ、ネバダが銃でとどめを刺す時に一言格好よく言い放つんです。

「Hasta La Vista, Baby」

こりゃ鳥肌。

だって同時期に公開された『ターミネーター:ニュー・フェイト』ではこの重要なセリフを一度も言わないんですよ。

せっかくリンダ・ハミルトンサラ・コナーに復帰したのに。

シュワちゃんもカールとかいう関係ない人だし。

まさかのまさかで『ゾンビランド』でそれが聞けるとは!

トゥインキーは出てこないのに、この辺はちゃっかりしてまんな!

何だか今年の総決算のような映画ですね。

もうこの作品を『T2』の正式な続編ってことでいいかしら。

ゾンビが出現する時系列も悪くないでしょ。

どうせ失敗してもやり直すんだから。

ネバダ役を演じたロザリオ・ドーソンは、タランティーノ監督作『デス・プルーフ』(2007)のあの3人組の中の1人だったんですね。

どおりで強いわけだ。

3人組のもう1名で車のボンネットにつかまり凄まじいアクションをこなしている女優さんは、本職がスタントマンでタランティーノの『キル・ビル』(2003,2004)ユマ・サーマンのスタントもしていたゾーイ・ベルって方なんですが、彼女は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』カート・ラッセルの女房役で出演してましたね。

そして『デス・プルーフ』でボコボコされたカート・ラッセルを尻に敷いているという設定も面白かった。

今回、アビアビゲイル・ブレスリン演じるリトルロックは、道中で出会ったヒッピーのインド人のバークレーに惹かれるわけですが、劇中ずっと気になっていたのだが、

この俳優さんゼインかと思いました、元One Directionの。

いつの間に俳優業もやってたんだと思ったら、

ちょくちょく似ている角度があるだけで、

やはり別人、アヴァン・ジョーギアという人。

いや、男前すぎるだろ!!

惚れたぜ!

これからくるでしょうねこの人。

そしてそして4人はヒッピーが集まるコミュニティに辿り着く。

『ウォーキング・デッド』の原作コミックを読んでコロンバスが「実際はこんなんじゃないよ~」って言ってたけれど、この展開は『ウォーキング・デッド』っぽい。

そしてヒッピーといえば、やはり『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

ここまで似たような要素を入れてくるなんて狙ってやっているな。

これは2本立てで見た甲斐がありました。

前作でメイクをしてゾンビになりきりドッキリを仕掛けたら、銃弾を浴びてお亡くなりになった俳優ビル・マーレイ

今回は、そんな事実が都市伝説となって広まり、ゾンビだと思って誤って人間を殺してしまうことを“マーレる”という。

そんな造語までできてしまったくらいの影響力を持つマーレられたマーレイおじさん

続編にもキャスティングされていたため、ゾンビとして蘇って登場するのかとてっきり思っていた。

本作でショッピングモールを訪れた際、『ガーフィールド3』のポスターが貼られていたではないか。

いつの間に公開したんだ??

『ガーフィールド』とは2004年に1作目、2006年に2作目が公開され、

マーレイが主人公の猫の声優を務めた映画である。

本人も駄作とほのめかしている感じもある作品。

こんな感じでネタにされているので察してくださいということです。

そんな3作目が『ゾンビランド』内では公開されていたのだ。

ビルおじさんは死んだし、声優は変わったのだろうか。

と一瞬思ったが、そんなわけはない。

なぜなら2009年にパンデミックが起こっているのだから。

その時点で公開されていたのだ!

出てこないのかなぁと思っていると、

映画の最後に私の大好きなビル・マーレイが満を持して登場したのだ。

2009年『ガーフィールド3』のインタビュー時の映像である。

その際にインタビュアーが感染し、スタジオにゾンビが襲ってきてビルおじさんも戦おうとして映画は終了。

と思ったら、エンドロール後に毛玉を口から出そうとするマーレイおじさんが再び登場して、

本当のエンディング。

それにしても前作で4人が出会った時には人間のままだったので、

あの状況を生き抜いたなんてさすがはビル・マーレイ。

しかしながら、私が知っているビルよりもヨボヨボのおじいちゃんになっていたので少し悲しかった。

2014年『ヴィンセントが教えてくれたこと』以来、私はしっかりビル・マーレイを見ていなかった。

ちなみに主人公の男の子は、

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)のビル役のジェイデン・マーテル君である。

すっかり大きくなって!

ビル・マーレイは現在69歳

これからもヤサグレじじいを演じて楽しませてほしい。

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明日自慢できるトリビア

ジェシー・アイゼンバーグゾーイ・ドゥイッチとの共演シーンで真顔を保つのが大変であった。
ライアン・レイノルズがアルバカーキの役をオファーされていたが、スケジュールの都合上断っている。
タラハシーがホワイトハウスにあったウェズリー・スナイプスへの恩赦にサインするジョークは中々伝わりづらいだろう。
まず恩赦とは、行政権により国家の刑罰権の全部または一部を消滅、もしくは軽減させる制度のこと。
ウェズリーは、2008年4月、所得税の虚偽申告による脱税容疑でフロリダ連邦地裁に禁固3年の実刑判決を下された。
スナイプス側の弁護士は悪意があったことを否定、「悪質なアドバイザーの勧めに従った結果」と主張している。
スナイプス側は罰金500万ドルを当局に納入するとともに、判決を不服として上訴した。
その後、保釈申請及び映画撮影のための出国が認められたため、上訴の結果を待ちながら俳優活動を精力的に継続していたが、2010年7月16日、合衆国第11巡回区控訴裁判所はスナイプスの上訴を棄却し、禁固3年の実刑判決が確定し、ペンシルベニア州のマッキーン連邦刑務所に収監された。
2013年7月19日に出所する予定だったが、同年4月2日に仮釈放となり、7月中旬の刑期満了まで当局の監視の元、自宅軟禁の状態に置かれることとなった。(参照:Wikipedia)
そしてタラハシー役のウディ・ハレルソンとは、ウェズリーのデビュー作でもあり、ハレルソンの劇場デビュー作でもある『ワイルドキャッツ』(1986)『ハード・プレイ』(1992)
そして『マネー・トレイン』(1995)3回も共演しているため、
友情に免じてハレルソンが恩赦にサインをしているのだ。
かなり胸が熱くなるシーンである。
ちなみにジェシー・アイゼンバーグウディ・ハレルソン『ゾンビランド』2作と『グランド・イリュージョン』2作、計4作で共演しているのでジェシーが何かやらかした時には、ハレルソンの友情が再熱することでしょう。
いや、ハレルソンの方がやらかすはず。
参照サイト: IMDb

魅惑の深海コーナー

ウディ・ハレルソンのWikipediaを拝見して、あまりのぶっ飛びっぷりに思わず笑ってしまったので引用いたします。

マフィアの雇われ殺し屋の父と、弁護士秘書の母の間に生まれる。

父チャールズは1968年と1978年に殺人を犯し(1978年の事件は連邦判事を銃殺)、終身刑となり、服役中に死去。

父はまた、ジョン・F・ケネディ暗殺の実行者の一人と名乗っていたこともある。

演技の実力はあるものの、数々の問題行動を起こすことでも有名。

1983年、道路で踊り狂い交通渋滞を引き起こした上に警官を殴って逮捕されたのを皮切りに、1996年にマリファナを栽培して逮捕、同じ年には環境保護を訴えてゴールデンゲートブリッジに登り逮捕

2002年にはロンドンでタクシーの後部座席を破壊して逮捕されている。

2009年には空港でパパラッチを殴るという事件を起こしたが、パパラッチがゾンビに見えたと釈明した。

また、環境保護運動家、反戦活動家、ヨガのインストラクターと様々な顔を持っているが、とりわけ大麻合法化活動家として有名である。

私生活では、1985年にニール・サイモンの娘で歌手のナンシー・サイモンと結婚したが入籍翌日に離婚を申請。10ヶ月後に正式に離婚した。1987年テレビ番組の撮影現場で出会った元アシスタントのローラ・ルイと交際、デニ、ゾーイ、マカーニの3人の娘がいる。一家揃ってコスタリカで原始的な暮らしをしている。

一言教訓

どんな状況でも気楽な方が得である。

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