映画紀行

NJ
スターウォーズだと思って見たら楽しめます。
ザ・レジェンド
原題
Outcast
公開
2014年
製作国
アメリカ
中国
カナダ
監督
ニコラス・パウエル
出演
ヘイデン・クリステンセン
『スターウォーズ/エピソード6』
ニコラス・ケイジ
ニコラス・ケイジ
『オレの獲物はビンラディン』
リウ・イーフェイ
アンディ・オン
リウ・イーフェイ
アンディ・オン
脚本
ジェームズ・ドーマー
編集
ニコラ・トレンバジウィック
音楽
ギヨーム・ルーセル
撮影
ジョエル・ランサム
一言あらすじ
十字軍の兵士が戦いに疲れ中国に旅にやってきたら戦に巻き込まれちゃった話。
さらっと登場人物紹介
ジェイコブ
(演:ヘイデン・クリステンセン)
十字軍の騎士。
ガレインの弟子。
ガレイン
(演:ニコラス・ケイジ)
ジェイコブの師匠。
戦いに疲れ、隠居する。
リアン
(演:リウ・イーフェイ)
中国皇帝の娘。
プリンセス。
ジェイコブと恋仲に。
ジャオ
(演: ビル・スー・ジアハーン)
皇帝の息子。
子供なのに顔が出来上がっている。
シン
(演: アンディ・オン)
皇帝の座を狙う皇帝の息子。
ほのぼの感想&解説
時は12世紀。
少年期からジェイコブを鍛えてきたガレイン。
彼らは師弟関係にあるのだ。
しかし周りを気にせず敵を殺すことしか頭にない無鉄砲なジェイコブ。
“やめるんだ”
と哀しそうな表情でこちらを見つめる彼の心の声が聞こえたジェイコブ。
首を切るのはやめた。
完全にアナキン・スカイウォーカーの役柄のままだ。
しかしダークサイドには堕ちてはいない。
堕ちかけてはいる。
首を切らないところにまだ救いようがある。
そんな彼を心配するガレイン。
こちらはまさにオビ=ワン・ケノービだ。
いや違うニコラス・ケノービだ。
女性も子供もそこら中で死んでいる無残な戦場に嫌気が差したニコラス・ケノービは、中国の極東に隠居する。
ニコケビはまさかの冒頭10分ほどで本編から離脱。
アナキンもどうやら一緒について行ったみたいだが、別々に暮らしている。
つまりこのアナキンは、エピソード3でダークサイドに堕ちずオビワンと共にジェダイとしてシスから逃げ切ったのだ。
カノン(正史)とは違うので、
彼のことを“幻のエピソード3後のアナキン”と呼ぼう。
皇帝には息子が二人と娘が一人いる。
長男は早く皇帝の座につきたく野心剥き出し。
娘と次男に、
“ここにもうすぐ長男がやってくるから逃げなさい”
と避難させる。
その直後に長男がやってくる。
親密な話なので、部下らを外に追い出す。
そして父に認められないことに対し不満を垂らし、
実の父を暗殺。
その後扉を開けて外にいる部下らに、
父が娘と次男に殺されたというアホみたいな嘘をつく。
妹と弟を追って殺すように命令する長男。
逃走する娘と次男。
しかし敵に追いつかれ絶体絶命。
だが偶然にもそこにいた幻のエピソード3後のアナキン。
長男の部下にライトセーバーを盗られたため取り返そうとする。
しかしアヘンを吸ってラリっていたためフラフラ。
と思いきやすぐにフォースが覚醒して華麗な剣捌きを見せる。
見事にレイア姫と次男を救う。
「弟は国の最後の希望なの。助けて幻のエピソード後のアナキン・スカイウォーカー。あなただけが頼り。」
彼らの護衛をすることにした幻のエピソード3後のアナキン。
銀河に平和と秩序をもたらす存在を守り抜くことに決めた幻のエピソード3後のアナキン。
さっそく修業をさせたいが、中国にはカイバークリスタルがないためライトセーバーを作ることができない。
逃げ続ける一行。
その村には一人だけ生き残った女の子がいた。
そうこの子こそ、あの“ハリ娘・ポッター”である。
しかし彼女は特にこの映画に必要性は感じなく、
何もしないでついてくるだけ。

出典:IMDb
こりゃ『鮫の惑星』の“困り顔娘”といい勝負だ。
さらに旅を続け、違う村に着いた御一行。
その村で再びレン騎士団と鉢合わせ。
『ここは任せろ!』
と幻のアナキンが、レイア姫とアナキン坊やとハリ娘たちを逃がす。
レン騎士団も彼らを追いかけ森の中へ。
絶体絶命の御一行。
すると森の隅から矢が飛んで来たりと、何者かがレン騎士団を襲う。
彼らを率いているのはなんと…
ニコラス・ケノービ!!
冒頭10分ほどで本編から離脱して、このまままさか出てこないのかと思ったら突然登場。
よかった…いわゆる“スター詐欺映画”かと思ったぜ。
スター詐欺映画とは、ポスターにでかでかと有名俳優を載せているにもかかわらず、実際には本編にわずかしか出てこない脇役というネームバリュー商法であり、かつ全く内容が面白くない映画であーる。
ノーマン・リーダスとかよく使われている。
しかし本作は違った。
いや、そもそもヘイデン・クリステンセンが出ているではないか!
しかしスターウォーズ以降パッとしない彼。
そんなこと本人が一番わかっているに違いない。
しかし隠居生活後のニコラス・ケノービは、かつての勇敢なジェダイとしての風貌はなく偏屈なおじさんに変貌を遂げていた。
そう、ベン・ケイージへと。
ベン・ケイージの顔を見るとなんか目を負傷している。
ものもらいでもできたか?
隠居先で現地の女性と付き合っているベンおじさん。
きっとアホ臭い魔法かなんかでマインドを操っているに違いないと、
初期のハンソロのような冷めた目で見る私。
アナキンとケイジは再会を果たし仲直り。
戦いの中、恋人を失ったケイジ。
意気消沈として一人でレン騎士団に戦いを挑む。
きっと監督が後からCGで動きを俊敏にしたのだろう、
とどこぞやのBlu-rayボックスを鑑賞した後のような冷めた目で見る。
Obi-wan Vs. Vader remade fast-paced (recut with FXitinPost sc38 clip)
こちらはファンメイドでベンの動きが俊敏になっている修正の仕方が上手いやつ。
無残に刺し射られてしまいお得意のケイジフェイスを魅せるサービス精神も忘れないケイジ。
マスターヨーダとマスター96時間のもとへと召された。
「マスター!!」
憎悪を剥き出しに怒りを力に変えるアナキン。
そして見事カイロレンに打ち勝った。
そしてアナキン坊やは中国に平和と秩序をもたらしたのであった。
明日自慢できるトリビア
なんか凄い威圧感と不気味さを放っている。
やはりレイア姫がセンター。
まとめ
ぜひスターウォーズに当てはめて見ていってください。
スターウォーズ好き以外は特に見なくてもいいんじゃないかな。
うん。
一言教訓
隠居はほどほどに。
参照サイト: IMDb https://www.imdb.com/