『アメリカン・パイ』(1999)~それぞれの愛を見つけるまでの奮闘劇~

コメディ
出典:Pixabay
映画を見れば誰かと共有して話したくなる。
しかし話す人がいない。
そんな映画愛好家は世界中に山ほどいることだろう。
私もその一人。
そこで私は独自の感想をネタバレ含んでただただ長々と述べる自己満駄話映画コーナーを創設した。
お役に立つ情報は一切なし!
しかし最後まで読めばきっとその映画を見たくなることでしょう。
さぁ集まれ映画好きよ!

今宵の映画は…
NJ
NJ

愛のあるお下品映画の決定版

アメリカン・パイ

原題
American Pie
公開
1999年
製作国
アメリカ合衆国
製作
クリス・ワイツ
ウォーレン・ザイド
クレイグ・ペリー
クリス・ムーア
監督
ポール・ワイツ
『アバウト・ア・ボーイ』(2002)-弟と共同監督
『ミート・ザ・ペアレンツ3』(2010)
脚本
アダム・ハーツ
『アメリカン・パイ・シリーズ全8作』(1999-2012)
出演
ジェイソン・ビッグズ
クリス・クライン
『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』(1999)
ジェニファー・クーリッジ
『キューティ・ブロンド』(2001)
シャノン・エリザベス
『最終絶叫計画』(2000)
『ウェス・クレイヴン’s カースド』(2005)
ショーン・ウィリアム・スコット
『ファイナル・デスティネーション』(2000)
『ゾルタン★星人』(2000)
『ロード・トリップ』(2000)
『エボリューション』(2001)
『ぼくたちの奉仕活動』(2008)
『俺たち喧嘩スケーター』(2011)
編集
プリシラ・ネッド・フレンドリー
『プリティ・ウーマン』(1990)
音楽
デビッド・ローレンス
『ハイスクール・ミュージカル・シリーズ』
撮影
リチャード・クルード
Sponsored Links
>

一言粗筋

高校卒業までにチェリー卒業を目指す4人組の物語

ほのぼの感想あるいは解説

先日見た『グッド・ボーイズ』(2019)の流れで久々に見たくなってしまった『アメリカン・パイ』

まさに高校生版グッド・ボーイズです。

そして『アメリカン・パイ』でついに2020年の映画鑑賞数300本に到達いたしました。

毎年300本前後しか見ないのを考慮すると、半年でこれは異常なペースです。

アメパイシリーズは全作見るほど好き(スピンオフはそれほどでも)でして、特に3作目はあんなだった高校生が“結婚”することになって感動までしちゃうんですね。

「映画は下品な方が好きだけど、女性は上品な方が好き」という名言がありまして、

あっこれは映画に登場する名言とかではなくて、私が勝手に心の中で呟いた名言です。

誰にも伝えたことはありません。

もちろん、出会いたての好きな女の子には『アメリカン・パイ』が好きだなんて言えないので、そういう時は『ビフォア・サンライズ』を始めとする『ビフォア・シリーズ』を出してロマンティックな好青年を装いますね。

もちろん『ビフォア・シリーズ』大好きですよ~!

むしろロマンティックな紳士の裏を返したら下ネタ好きな変態というギャップを楽しんでいただきたいですね(真顔)

1作目は1999年に公開されたわけですが、なんとこの作品予想外の大ヒットを記録したわけです。

予算約1,100万ドルに対して、国内興収約1億3,000万ドル世界興収約2億3,500万ドル

そりゃこれだけ人気ならシリーズ化されますね。

何がこうも受けたのか。

“それは若者たちが童貞喪失を求めて奮闘する姿に誰もが共感しながら笑えるのは当然のこと、ただそんなお下品な内容だけで終わるのではなく、最後には彼らが純粋な愛を知り、それぞれに見合った愛を見つけるまでを描いているからでしょう。”

それぞれの愛とは、あくまでも高校時代での価値観の範囲内におけるものですね。

だからそれから変わったり変わらなかったり。

恋愛や友情は大切にして生きていきたいものです。

『アメリカン・パイ』1作目は、自分の欲のために動く初々しい男子から、相手へのリスペクトを知り少し逞しくなったの成長を、90分ほどでテンポよく見ることができます。

冒頭から「ババァノックしろよ!」的状況。

修羅場ですね。

実家にプライバシーなどありません。

いつドアを開けられてもいいように内部に鉄壁を築きあげる必要があります。

『グッド・ボーイズ』の記事でも書きましたが、彼らのような思春期真っ盛りの男子は、『悪魔のいけにえ』レザーフェイスの家に暮らしているんだぞということを片時も忘れてはなりません。

性欲に負けたらあなたはホラー映画では生き残れません。

ホラー映画の主人公は、理性恐怖に立ち向かう勇気逃げ切る頭脳を身につけているから生き残れるのです。

理性を欠いたバカは死にます。

こちらの事情なんて気にかけることなく、いつでも扉は勢いよく開くのです。

だからあの理由なき恐怖が生まれたのであります。

何の話!!!

Netflixで見返したのですが、この『アメリカン・パイ』といえばの名シーンがなんとなんとカットされているのです!

なぜ!?

そのシーンはどうなっているかといいますと、パイに穴を開けて感触を確かめた後に、あのシーンを挟まずにお父さんが帰ってきて事の後を目にする。

残念な仕様です。

本編を通じてそれ以外は特に変わっていないかと思う。

なぜそこだけカットされたかは謎である。

その後の反省会はしっかりとしてますね。でもそのパイはすぐに捨てていただきたい。

それにしてもパイにツッコんだら荒れそうで怖いなぁ。(そこかい)

フィニッシュ後の後悔が凄そうですね。(いつもより)

世の中には皮肉なことに桃にツッコんでも絵になる人がいるのです。

『君の名前で僕を呼んで』のことです。

そのあとにギリシャ彫刻マッチョマンがそれを食べるシーンは、

さすがに「まじか!やめておくれ!筋肉モリモリギリシャ彫刻マッチョマンの変態!」と思いましたが。

ヒョロヒョロはヒョロヒョロに感情移入して見てしまいます。

『アメリカン・パイ』でもフィニッシュ後のビールを飲んでしまうシーンがありましたね。

このシーンを見てから身の回りの飲食物には気を付けたほうがいいということを学びました。

このシリーズのほとんどに登場する主人公ジムのお父さん

彼は教師なので息子の(性)教育にも熱心です。

この映画のゆるキャラ的役目を果たしてくれます。

最後のダンスも可愛いですね。

ジムにも新たな出会いが。

4人組の中の1人が友達の母ちゃんに手を出します。

学生の頃だと友達の母ちゃんが魅力的に感じることはたまにありますね。

私は『ストレンジャー・シングス』マイクの母ちゃんの妙なエロさが魅力的で推しています。

まさに私にとってのストレンジャー・シングスですね。(うるせーよ)

といいつつ魅力を感じたのはシーズン3からなので、水着という2大要素が私の脳内をアップサイドダウンしていたのかもしれません。はい。

『アメリカン・パイ』の中では、熟女のことを「MILF」と呼んでいます。

「MILF」とは“Mother I’d Like (to) Fuck”の略で、母親だけに当てはまるわけではなく、魅力的な年上の女性に対しても使われるアメリカのスラング。

元々は1995年にネットで使用されていた単語でしたが、この映画の大ヒットによって世間に認知されて流行したのであります。

どんな愛であれ尊いけれど、裏切りや嘘が生じる愛はいけませんね。

まぁ人生いろいろありますから単純には愛など理解も説明もできません。

彼らは今現在のそれぞれの愛を発見して、それぞれの具合で童貞を卒業

自分に見合った愛は自分にしかわからない。

『40歳の童貞男』もいるんだし、年齢なんて気にせず本当に見合った女性とするべきだという結論です。

出会えたことに感謝。

一言教訓

意外なところに出会いはある

明日自慢できるトリビア

スティフラーを演じたショーン・ウィリアム・スコットの映画デビュー作である。

冒頭のシーンでのジムのあれは、スタッフが茹でたソーセージにペンを刺し、アルミホイルを巻いて作った。そのため彼の脚の間にあったときはまだ温かったとのこと。

スティフラーが飲んだあのビールは、本物のビールに卵白を入れて作られたもの。

あのアップルパイはコストコで買ってきたもの。

本作の脚本家のアダム・ハーツ『アメリカン・パイ』の脚本を書くにあたって、『ポーキーズ』(1981)やトム・ハンクス主演の『バチェラー・パーティー』(1984)などを鑑賞している。

参照サイト: IMDb

魅惑の深海コーナー

アメリカン・パイの歩み

『アメリカン・サマー・ストーリー』(2001)

原題:American Pie2

高校を卒業した彼らが大学生となり、その夏休みの間の物語。

『アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦』(2003)

原題:American Wedding

大学卒業を控え、ついにジムが結を決意。

『アメリカン・パイパイパイ!完結編 俺たちの同騒会』(2012)

原題:American Reunion

1999年の卒業生が集まる同窓会が開かれる。

ジムは1児の父。

スピンオフ

『アメリカン・パイ in バンド合宿』(2005)

原題:American Pie Presents: Band Camp

1作目ではまだ小さかったスティフラーの弟が主人公。

問題を起こしてばかりの彼が罰として強制的に吹奏楽部の合宿に参加させられるも、女子部員たちの盗撮を計画して逆効果。

『アメリカン・パイ in ハレンチ・マラソン大会』(2006)

原題:American Pie Presents: The Naked Mile

スティフラーの従弟なのに童貞の高校生エリックが主人公。

スティフラーが通う大学で裸の学生たちがキャンパス内を走る「ハレンチ・マラソン大会」が開催されることに。

そこで高校卒業前の最後のチャンスを狙う。

『アメリカン・パイ in ハレンチ課外授業』(2007)

原題:American Pie Presents: Beta House

大学に進学したエリックが、パーティ・キングとして知られる従兄アダムの所属するサークル「ベータ・ハウス」の入会テストを受けようとする中、オタク・サークル「ギーク・ハウス」が勝負を仕掛けてくる。

『アメリカン・パイ in ハレンチ教科書』(2009)

原題:American Pie Presents:The Book of Love

第1作から10年後のあの高校を舞台に、新たな3人組が童貞卒業を目指す。

彼らは学校の図書館で“すべて”が書かれた「ハレンチ教科書」を発見する。

スポンサードリンク

タイトルとURLをコピーしました