『愛のむきだし』(2008)~変人よ、変態であれ~

邦画紀行
出典:ciatr[シアター]
映画を見れば誰かと共有して話したくなる。
しかし話す人がいない。
そんな映画愛好家は世界中に山ほどいることだろう。
私もその一人。
そこで私は独自の感想をネタバレ含んでただただ長々と述べる自己満駄話映画コーナーを創設した。
お役に立つ情報は一切なし!
しかし最後まで読めばきっとその映画を見たくなることでしょう。
さぁ集まれ映画好きよ!

今宵の映画は…
NJ
NJ

あの頃を思い出させてくれました

出典:アマゾン

愛のむきだし

英題
Love Exposure
公開
2008年
製作国
日本
監督
園子温
脚本
園子温
出演
西島隆弘
満島ひかり
安藤サクラ
渡部篤郎
編集
伊藤潤一
音楽
原田智英
撮影
谷川創平
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一言粗筋

盗撮王子がマリアに恋してカルト教団から救い出す

ほのぼの感想あるいは解説

最近ようやく邦画も面白いのが多いことに気付きました。

外国映画と同じく年代、ジャンル問わず見てます。

最近だと、『椿三十郎』(1962)『フランケンシュタイン対地底怪獣』(1965)『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966)『キツツキと雨』(2011)『サマータイムマシン・ブルース』(2005)『仁義なき戦い』(1973)『柳生一族の陰謀』(1978)などなど。

さらにせっかくのステイホームの期間なので、4時間前後の長い映画を一気に見てしまおうと決意しました。

その第一弾として『愛のむきだし』ですね。

そういえば身だしなみも気にしなくていいから眉毛も繋がっちゃいました。

私が今まで『愛のむきだし』を見なかったのは、主演が西島隆弘だったからかもしれません。

話は遡ること高校3年の時、片想いしていたクラスメートの女の子がAAAの大ファンで、特に彼の熱狂的なファンだったんですね。

それを機にもちろん少し調べはしたけれど、当時の私はがめちゃくちゃ好きだったんです。

SMAPはずっと好きでしたが、その時期はが確実に上回っていました。

出典:J Storm

人生で初めて買ったCDは2011年2月23日に発売された『Lotus』でした。

相葉くんが主演を務めた『バーテンダー』というドラマの主題歌でした。

初回限定盤を買って、バレないように部屋でPVを見ながら振付を真似してました。

『ひみつの嵐ちゃん!』『嵐にしやがれ』は毎週欠かさず見てました。

男なのでファンクラブにはさすがに入りづらかったのですが、さすがの嵐、クラス内にもファンは何人もいました。

クラスの女子と仲良くなって、その子は木村拓哉と嵐が大好きという子でした。

嵐のファンクラブにも入っており、次のライブがあれば一緒に行こうとなりました。

今では最低だと思うけれど、高2の時に嵐のライブに行くことを最大の目的としてその子と付き合うことになりました。

出典:IMDb

2010年クリスマスシーズンにはキムタクファンということもあり、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を一緒に見に行きました。

これが人生初デートの映画。

“木村拓哉”さまに感謝です。

『ジョジョ・ラビット』(2019)の総統のように、当時の私には木村拓哉さまがメンターとして側に現れたんですよ、いやほんとに。

この頃に初めて美容室行って、『プライド』の写真見せて髪型もマネしてましたからね。

パイナップルみたいになりましたわ。

翌日登校したら、えっ?どうした?ってクラスがざわつきましてね。

キムタクによって自我に目覚めたんでしょうね。

『GOOD LUCK!!』もマネしました。

今こそ再放送やらないかな。

青春は痛いですね~。

なれるわけもないのに憧れて。

髪質も生え方も顔も違うのに。

木村拓哉だからかっこいいのだよ、ガキにはまだ早い。

しかし木村拓哉チルドレンの私にとって、彼は日本史上最強のスターだと思ってます。

みんな思っているけれど、今の日本にSMAPがいたらなぁ。

なんだか木村拓哉特集みたいになってしまったのでここら辺で切り上げます。

『ヤマト』についてですが、内容はツッコミどころしかなく、ただただキムタクがかっこいいファンムービーでしたね。

結局、こっちから付き合っといて、なんか合わないなぁとなって高校生にアリがちな自然消滅に至りました。

嵐のライブにも行くことなく終わりました。

そして大学受験勉強と共にテレビを見なくなってから嵐への熱も冷めてしまいました。

今でも応援はしております。

活動休止することになるなんて感慨深いです。

お疲れ様です。

話を高3に戻すと、AAAの音楽を聴いてもよくわかりませんでした。

好きな子が好きだからといって好きにはならないんですね。

もしAAAを好きだと捏造して近づいても薄っぺらいファンだということがそのうちバレたでしょう。

ここで問題が発生。

他のクラスにAAAが好きな男の子がいました。

彼は自分と身長が同じくらいで面倒なことにアイドル系の顔立ちでした。

そしてどうやら西島隆弘に憧れているらしい。

こりゃ参った。当時は勝手にライバル視してました、すみません。

学校祭でAAAの楽曲を歌って踊って完コピしてましてね、キラキラしすぎていてこりゃ勝ち目はないと諦めました。

でも不思議なことに彼らは付き合ってはいなくてあくまで友達だったのですが。

そんなこんなで西島隆弘が主演の映画はちょっと…っていうのは冗談でただただ長いから避けていました。

そして年月は流れ、ようやく鑑賞。

一言でいうのなら、“ものすごい強烈なエンターテインメントムービー”

実は見たのは少し前でして、書く気もありませんでした。

しかしあれから何度か劇中のシーンが頭によぎるんですね。

寝かせば寝かすほど、熟されていく。

それくらい面白い映画ということ。

これは書くしかない。

長い前置きでしたが、ようやく本編に触れましょう。

主人公は西島隆弘演じるユウ。

両親はクリスチャンで、母親は幼くしてなくなり、父が神父の家庭であった。

父はとても優しかったのに、とあることを機に人が変わったように厳格になった。

彼は息子に毎日懺悔させ、「罪を告白せよ」と言うのが日常になった。

優等生のユウは罪なんてなく、むしろ自然と人助けをしてしまういい子であった。

罪を告白できないと父に怒られる毎日。

そのため自ら罪をつくることに。

そして最終的に辿り着いたのが、「盗撮」

出典:映画.com

女子のスカートを覗き、華麗に身をこなしコンデジでパシャリ。

しかし彼には性欲が全くない。

ただただ犯罪をして父に罪を告白して許しをもらうことが目的だ。

園監督も言っていたが、男前が変態行為をすると嫌みがなくて、かつおもしろい映像になる。

AAAで踊っているからアクションもできちゃう。

私はすっかりNissyにメロメロになりました。

男前こそ変態を演じた方がいいんだ。

そう学びました。

そういえば、高3の時ライバル視していた西島隆弘ファンの男の子も、変顔ばっかして常にふざけていて普段はかっこいい姿を一切見せなかった。

卒アルを見ても全ての写真で変顔で写っている。

証明写真ですら。

そして学校祭でギャップを魅せつける。

なるほど、そりゃモテるわけだ。

いやちょい待った。

私は小学生高学年の頃に、「明日からスカート履いてきた女子は俺が覗きます」と教壇で宣言していたくらいに変態だった。

給食時間、友達と二人で全員の牛乳パックにマッキーでサインをするという謎の行動もしていた。

あの頃のユーモアを武器にしていた私はどこに行ったんだ。

レディオヘッドのボーカルのトム・ヨークは少年時代、先生に「俺はロックスターになりたい」と言って今やあの通りだ。

私は変態にすらなれないのか。

高校ではすっかり恥ずかしさが第一に湧き上がってポンコツになってしまっていた。

変態よりも変人が勝っていた。

しかし恥ずかしさを見せた方が人は面白くなる。

長所より短所の方が興味深い。

本作を見て、そんなことを考えた。

「変態であれ!」

そしてこの映画もまた、変態(ユーモア)こそが世界を救うことを教えてくれた

そんな変態のユウはヨーコに出会ったことで初めて性欲を覚える。

出典:ciatr[シアター]

「彼女がマリアだ」

ヨーコを演じるのは当時23歳満島ひかり

ちなみにニッシーは22歳

いやぁ、もうこの映画、満島ひかりが全て持っていきましたよ。

凄まじい。

ヨーコは最低の父親の影響で男が大嫌い。

出典:Tweets by

しかしカート・コバーン以外。

出典:JustWatch

途中から出てくる安藤サクラも怖すぎてねぇ。

この3人が交差していくんですね。

西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ、この三人最高。

クライマックスも最高。

長々と語る気はありません。

4時間ぶっ続けで見てください。

映画が持つ力を最大限に味わえます。

一言教訓

ステイ変人、ステイ変態 

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